私は基本的に「煙草の臭い」が好きではない。
確かに私自身、数年前までは喫煙者であった。
だが私の場合、一般的な紙巻タバコではなく、
どれも「タバコ」ではあるが、
よく「煙草くさい」といった表現をするが、
普段から住人が紙巻タバコを吸う部屋の臭気と、
端的に言って煙草の臭気は「臭い(におい)」であるのに対し、
「臭い」と「香り」、臭気という意味では同じであるが、しかし「
「ウンコの臭い」とは表現しても、しかし「ウンコの香り」
パイプ煙草や葉巻を嗜んだ者であれば紙巻タバコの「
それを思うとやはりパイプ煙草の香りは別格で、
パイプ煙草の香りはいつ、どこで漂って来ても「良い香り」
一方で喉にダイレクトに熱が伝わるので、
若い頃から度々「声が良い」と女子たち(スケども)
それはともかくとして…
繰り返すが私は紙巻タバコの臭いが好きではない。
がしかし、本日はそんな「紙巻タバコの臭い」に少々救われた。
本日、私は去年からお付き合いが始まった会社の現場応援。
そして物件は関東某所の「日雇い労働者が集まる街の宿泊施設」
「宿泊」と書いたが、宿泊者のほぼ全てがそこに住んでおり、
これまでホテルなどの点検は散々してきた私だが、
と言うか、こうした街に来たことすらも無い。
ドヤ街の場合、スラム街などとは異なり、取り立てて「
元請会社の方と2人で建物に入ると受付の初老の男性がいきなり煙
もはや日本の至る場所、至る建物が喫煙禁止を掲げて久しいが、
ドヤ街の住人の中には大袈裟でなく「
まるで私が少年時代に見た光景がそのまま蘇ったかのよう。
館内の部屋は基本的に全て1人用。
各部屋に小型の冷蔵庫とガスコンロが設置されているものの、
トイレは共用、洗濯機は共用かつ有料、
私は部屋内の感知器を見て回っていたのだが、
だが一方、大変申し訳ないがその臭いは結構強烈。
「人間臭」と表現すれば良いのか、何せ皆さん長期滞在者であり、
狭い部屋中に「住人」のありとあらゆる臭気が沁み込み、
だが「幸い」と表現すれば良いのか、宿泊者(と言うか居住者)
普段なら「不快」と感じる煙草の臭気も、
初めて間近で接した簡易宿泊施設。
臭いは強烈だったが、
作業着に染み付いた煙草の臭いはしばらく取れそうにない。
男女点検スタッフ募集!!