「時には自分を叱咤しながら」 | 消防設備士かく語りき

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川崎の消防設備士、平成め組代表のブログ

自分を叱咤


この3連休、実は3日間とも同じ現場の仕事が入っていた私。

だが昨日と今日の作業の進みが具合が思いの外良く、明日は急遽「休み」となった。
「一日いくら」で仕事をする私の場合、より多くの仕事をこなした方が当然その分は収入へと繋がる。
しかし最近は少々ハードな現場が続き、帰宅時間も遅い日が多かったので明日の「急な休み」は正直嬉しい。

独立して以降、「入る仕事は極力断らない」という気持ちで臨んできたので2週間くらい休み無しで働くことが日常化して久しく、1日でも仕事が無くなるとそれだけで気持ちが多少沈んだものだが、独立3年目にしてようやく「急な休みが喜べる」、そんな余裕が出てきた。

実は先日、独立間もない頃からお付き合いさせて頂いている会社の社長からちょっと難度の高い作業(自分的に)を頼まれた。
今月後半にその仕事を行う予定でいるのだが、しかしその仕事のことを考えると正直少なからずビビっている私。
作業だけならまだいいが、しかし作業の後にはこれまた少々難度高めの「書類作成」が待っており、そこをしくじれば役所の窓口みたいなところから呼び出される可能性も大いにある。

「呼び出されたらどうしよう…」とか、「仕事をくれた会社に迷惑がかかったらどうしよう…」など、そんなことを考えては「大丈夫! 何とかなるもんだよ!」と、自分で自分のことを必死になって励ましている。
もちろんその仕事をそつなくこなすことが出来れば今後コンスタントにそうした仕事の依頼を請けれるようになるかもしれない。
そうなれば経済的にも今よりかは潤っていける。

「ビビっている余裕があるならその仕事について勉強しろ!」

励ますばかりでなく、時には自分を叱咤しながら改めてその仕事について法的な基準やら書類作成の手順などを日々調べている。
このチャンスをものに出来るのか、それは当然自分次第。
断ろうと思えば断れるものではあるのだが、そこはやはり「可愛い子には旅をさせよ」の自分自身バージョンである。

「自分の成長の為にあえて自身を困難な状況へと追いやる」

これは独立して以降、自分の中に期してきたことであり、また己を律する基盤ともなっている。
実際、あえて困難な環境へ身を投じればその困難を乗り越える度、自分でも確実に己の成長を感じられ自信へとつながることを確信してきた。
人間、必死になれば少しは出来るものなのだ。

数年前、某会社で職種こそ今と同じながら「アルバイト」という身分だった頃。
どこへ行くにも必ず「出来る人」と一緒であった私は「何か分からないことがあれば☆さんに聞けばいいや」と気楽に考え「まずは自分で何とかすべく頑張る」という、成長する上で一番大切な精神を反故にしていた。
だが独立したことで頼れるのは自分自身だけとなり、何もかもを必死になるしかなかった。

「誰も助けてはくれないのだから…」と。

でも不思議なものだ。
「頼れるのは自分だけ」と思いながら必死になって仕事をし続け、でもその中で本当にどうしようもなくなって困り果てると、何故だか毎回「助けてくれる人」が忽然と現れる。
そしてそんな人の力を借りながら何とか終える。

ハナっから「困ったら☆さんに」と頼ることを前提にしているうちは成長も出来ないし、更に言うなら「自身の中で頼る前提の人」など実はたかが知れた人が大半なのだ。
頼れる人が居ない状況の中、前述したように「本当に困り果てた時」、そこで現れる人こそが「本当にスゴイ人」だったりする。
出会いとはいつだって謎めいた所がある… などと思ってみたり。

とにかく今月予定のその仕事、頑張ってみようじゃない。
ビビっていても始まらないのだし。

それに「世界おざ~さん」(スピードワゴンの)も言っていたもの
「つまずいたっていいじゃない。だってそれは前に進んでいる証拠だから」って。











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