おはようございます ゴールデンウィークも最終日となりましたねチューリップ

 

さて 今日は「がん患者さんとインターネット」ということでお話をしたいと思います

 

今や何でもネットで調べられる時代になりました ひと昔は本などで調べないと分からない事も ネットを開けば簡単に調べる事が 

 

できます。便利な世の中になったものですグッ 

 

学生時代に高い医学書を買いあさり、一生懸命に調べてレポート提出・・・ 何だったのでしょうねオエー

 

今や2人に1人ががんに罹る時代 インターネットの活躍もさぞかし大きな存在だと思います

 

しかしその情報が、がん患者さんを不安にさせているとしたら 皆さんはどうおもいますか??

 

実際の所、がんの学会でもインターネットの情報は少し問題になっていた時期がありました

 

「自分のがんについて調べたけれど、怖いことしか書かれていなかった」 この声は患者さんからもよく聞きます

 

そして不安になり、がん治療が怖くなる・・・  かなりの確率で起こります

 

もちろん自分の病態について知ることは、知りたいことはごく普通の事です。あたりまえぐらいです照れ

 

調べてもらって全然構いません ただネットの情報が、はたして全部自分の状態にあてはまるのか・・・

 

 

 

違いますよね。

 

例に出しましょう。仮に「乳癌」になったとします。乳癌の種類はその組織型から何種類もあります。そしてそれからまた細かく分けられます。使える薬、使えない薬、ステージング、年齢、環境などさまざまです

 

インターネットは個人の病状には全部が全部当てはまりません ここは理解できると思いますニコニコ

 

更にYouTubeやインスタグラムなどで、がんの治療を発信されている方がいます。本当に頑張られていると頭が下がります

 

しかし見てみると投稿されている方の病状が、見ている方の病状と同じかはてなマークと言うと、全く違います

 

動画を見て励まされるのは、同じ疾患を体験したサバイバーとしては勇気付けられると思います。

 

でも、それを見て「私もこうなるんだ」と言うのはちょっと違うような気がしますキョロキョロ

 

私はがんと診断された患者さんにはいつも説明します

 

「ネットで調べるのは当たり前のことだし、大いに調べて下さい。しかし全部が今のあなたに当てはまることはありません。不安になったら、1人で考え込まず、必ず相談して下さい」と。

 

 

やはり その患者さんの病状を良く知っているのは医療者ですニコニコ いつでもお話聞かせて下さい 

 

私達医療者を 大いに使って頂けたら幸いですニコニコ