お金に関する誤った常識① ~お金は貯金をした方が良い | 戸建て賃貸大家さん ぴかーるのブログ

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管理職サラリーマンとして海外部門で英語漬けの生活を送りながら、合同会社を立ち上げ、副業で20件の戸建賃貸大家をしています。
全国の空き家を何とか有効活用できないか、熱い思いを抱きつつ日々”細々”と奮闘中!!

こんにちは!ぴかーるです。(^O^)/

 

前回、

 

親の時代遅れの常識を子供に引き継ぐな!

 

というタイトルでお話をしました。

 

この背景としては、

 

「お金の話」というものは

 

学校では教わることはないので、

 

親が子供に教えることになるのですが、

 

その際に、親の方が

 

「昔のお金の常識を引きずっている」

 

ということがよくあり、

 

前回は、以下の3点、

 

1.お金は貯金した方がよい

 

2.家は新築を買った方が良い

 

3.生命保険に加入した方が良い

 

は、「誤った常識の代表例である」

 

ということをお話しました。

 

(前回の記事をまだ読んでいない方は、

 

コチラのリンクをご覧ください)

 

 

 

今日以降で、それぞれこの3つについて

 

「なぜ、これらの常識が誤りなのか」

 

について、お話したいと思います。(^O^)/

 

 

 

 

今日は、1つ目のテーマである

 

「お金は貯金をした方が良い、は誤り!」

 

についてです。

 

 

実は、私自身も母親から、

 

「お金をもらったらなるべく貯金するのよ」

 

と小さいころから教えられてきました。

 

「なぜ貯金した方がいいの?」と聞くと、

 

「株のような投資は損をする可能性が

 

あるけど、貯金は減らないから安心なのよ」

 

と言われてきました。

 

 

 

1990年の始めまでは貯金は「最強」だった

 

 

ではなぜ、大人の人たちは

 

「貯金」を勧めるのでしょうか。

 

以下の図をご覧ください。

 

 

 

実は、1990年迄は貯金は利回りが高く、

 

非常に魅力的な金融商品でした。

 

 

例えば、15年間お金を銀行に預金した場合、

 

1970年から15年間預けた場合は、なんと、

 

240万円に増えていました。

 

つまり2.4倍になっていたのです!!

 

ところが、銀行の利回りはどんどん下がり、

 

今では15年間預けても、増えるのは約1万円。

 

15年で1%、つまり1.01倍です。

 

ここで大事なことは、

 

「貯金は魅力的」という事実は、

 

その時代によって変わる、ということです。

 

少なくとも、2023年10月現在は、明らかに

 

「貯金は運用上は不利」

 

な時代なのです。

 

 

 

「円」だけでなく、「ドル」も持つべき時代へ

 

金利のほかに、実はもう1つ、昔と比べて

 

大きく変わったことがあります。

 

それは、「日本円しか持っていないと

 

資産が目減りする可能性がある」

 

ということです。

 

戦後から1990年ぐらいまでは、

 

日本円さえ持っていれば、

 

特に生活に困ることはありませんでした。

 

なぜならば、かつては日本は

 

輸出大国だったので、

 

日本円さえ持っていれば、よかったのです。

 

ところが、2000年以降の

 

インターネットの急速な普及により

 

モノや人が国境を越えることが簡単になると、

 

海外のものが

 

たくさん入ってくるようになりました。

 

それに加えて、

 

日本は人口が減り始めており、

 

日本の経済の優位性については、

 

残念ながらかつての勢いはありません。

 

日本の経済力が弱まり、円安になると

 

資産はどんどん目減りしてしまいます。

 

そのため、昔は日本円だけ持っていても

 

問題なかったですが、

 

今は、海外の通貨にも

 

分散をさせる必要があり、

 

「日本円しか持っていない」というのは、

 

逆にリスクになってしまいます。

 

 

 

「貯金の失敗」は気づきにくい

 

次に、「貯金の失敗は気づきにくい」

 

ということについて、

 

お話をしていきたいと思います。

 

「株式投資の失敗」というと、

 

皆様は具体的にイメージしやすいと

 

思います。

 

例えば、買った株の値段が下がると、

 

損をするので、失敗と分かります。

 

ところが、「貯金の失敗」というのは

 

気づきにくいのです。

 

なぜならば、お金の額面上は

 

減っていないからです。

 

額面上はお金が減っていないならば

 

別にいいのではないか、と

 

思う人もいらっしゃるかと思いますが、

 

実は、それは良くないのです。

 

なぜならば、物の値段というのは、

 

月日が経つと、上がっていくのが

 

一般的だからです。

 

例えば、今100円で売っているものが

 

1年後に110円に値上がりすると、

 

今年は100円を持っていたら買えたのに

 

来年は買えなくなってしまいます。

 

つまり、100円をずっと貯金で持っていると

 

今年は100円で買えたのに、

 

来年は110円を出さないと

 

買えなくなってしまいます。

 

これは、実質的に

 

お金の価値が下がっている

 

のと同じことなのです。

 

また、物価の上昇だけではなく、

 

円安についても

 

同じようなことが言えます。

 

今はUS$1=140円ですが、

 

来年は$1=200円になると

 

アメリカで$1で売られている商品は

 

日本では、今年は140円なのに、

 

来年だと200円出さないと

 

買えなくなってしまいます。

 

この場合、140円を貯金していると

 

今年は買えても、来年は買えません。

 

これもお金の価値が、実質的に

 

下がっていることになります。

 

このように、

 

「貯金は失敗に気づきにくい」のです!

 

 

 

「貯金」だけでなく、「投資」も選択肢に!

 

昔はたしかに

 

「貯金最強時代」がありました。

 

しかし、それは1980年ぐらいまでの話です。

 

「お金の常識」はその時代ごとに

 

変わってきており、

 

今の時代は、お金を増やすには、

 

「投資」という選択肢が

 

必要となっています。

 

「投資」と聞くと、危険なイメージを

 

持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、

 

長期で安定的に資産を築いていけるように、

 

政府も2024年から「新NISA」という制度で

 

国民の生活をバックアップしていますので、

 

まだ「投資」をされていない、という方は、

 

これを機会に、「投資」というものに

 

取り組むことをお勧めします。(^^♪

 

 

次回は、「家は新築を買った方が良い」

 

というテーマでお話をしたいと思います。

 

 

 

ここまで読んでくださって、

 

ありがとうございました!!(^O^)/