昨日はかぜっぽくて更新できませんでした
さて、久々に麻雀の戦術について♪
次の牌姿から、皆さんは何を切っていくでしょうか?
東3局親番中、4巡目です。点棒の動きはほとんどありません。
ドラ 1
ドラが一枚あるとはいえ、決してあがりやすそうな形ではありませんね( ̄_ ̄ i)
789の三色が見えますが、いかにも遠そうです。
親番で自分があがりづらいということは他者がでてくる可能性が高いです。
ドラが1枚で赤もない『脇役』が、いくら親とはいえ高い子の攻撃に自ら飛び込んでいく必要はありませんよね。
すると、ココから向かうべきなのは“チートイツ”です!
チートイツは国士無双と共に4面子1雀頭という麻雀の基本形から外れた役ですよね。
このチートイツの優れた点は、“防御力が高い”ということです。
すなわち、最終系が必ず単騎待ちになるので、周りに合わせて待ちをコロコロ変えて回し打つことが可能です。
最悪、安全牌のトイツ落としでオリることもできますしね。
このような性質から「チートイツは守りの手役」と昔から言われてきています。
しかし最近の攻撃主体のスタイルが定着しつつある麻雀においてチートイツは、
その守備に長けた一面ではなく、攻撃力のある手役としての一面も重視されるようになってきたように思います。
攻撃力にチートイツが優れていることの一番の理由はなんと言っても、
“裏ドラがのるときは必ず2枚のる”ということです。
別にのらないときはまったくのらないですが、のる場合は最低2枚はのるのです。
よくオーラスで、(ハネマンツモでトップなんだけどな~)って時ありますよね?
なのに手はぐちゃぐちゃでドラも使いづらい場合、トップをあきらめちゃったり、無理仕掛けで場を荒らしたりとかしてませんか?
そんなときに狙えるお手軽ハネツモがまさにチートイツなんです!
ドラさえあれば「リーヅモ、チートイ、ドラドラ」。裏が乗ったらバイマンです!!
ドラがなくて裏ドラ期待のリーチでもまあ仕方ないでしょう。
こんなふうに、チートイツは攻めの手段としても非常に有用であることがわかります☆
いいコト尽くめに思えるチートイツですが、最大の欠点はやはり、
「テンパイやアガリが普通のメンツ手に比べ難しい」ことでしょう。
イーシャンテンでの受け入れは最大でも3種9枚しかありません。
一方、メンツ手では20枚30枚を超える受け入れ枚数もざらにあります。
しかもあがり牌は最大でも3枚しかありません!
攻撃力はあるが実にあがりにくい役だといえますね。
そこで、本題に入りますが、あがりにくいチートイツ、これを旨く作り出せれば、
雀力は大幅にアップするのです!
トイツを上手に作るコツはまず第一に、
“他者が持っていなさそうな牌を抱えておく”です。
これは簡単なようで実に難しく、俺もまだまだ発展途上です(;^_^A
今日の何切るの牌姿で、例えば⑨が序盤に3枚くらい切られていたとすれば、
⑧が使われている可能性は薄いでしょう。なんでかって?
もし、⑧⑨とあれば、⑨に続いて⑧も切られるはずだし、
⑧⑧⑨から⑨は、序盤ではまだ切らないでしょう。
⑧をアタマに決めうちするというケースも無くはないですが、ここでは一般論として述べます。
ほかにも読み方はいろいろありますが、それについてはまた別の機会に。
以下、ツモ牌相理論や、某J鬼さんが言っていることより引用ですが。。。
トイツを上手に作る第二のコツは、
“字牌、1,9牌、トイツのスジの牌を残す”ことです。
字牌は重ねてしか使えないので、トイツ手に非常に適しています。
1,9牌も字牌の次にメンツ手には使いにくい牌なので、チートイツに向いています。
また、これらの牌は相手の攻めに対する守りとしても取っておく価値はありますね。
また、場全体がトイツ傾向になっている、いわゆる「トイツ場」のときは、自分が既にトイツでもっている
牌のスジの牌が重なりやすいのです。コレはオカルトでもなんでもなくて、
両面待ちをツモれない=相手にスジをトイツ以上で持たれている、という自明の理です。
さてさて、以上のことを考え合わせると、今日の何切るは
⑧切りが正解というふうにしておきます。
調子よくチートイツをテンパイできたら、モチロン攻めのリーチをかけます。
皆さんはどうでしょうか?
南をツモ切って、次巡にかぶって「こんなのまた持ってくるなんてついてないな~」
というケースは、明らかに自分のミスだと思われます。
チートイツに向かうのは特に親番では勇気が要ります。
それだけに、チートイツをスマートに作れるひとは強いのです。
「チートイツを制すものは麻雀を制す!」
今日はこんな感じですね☆
ではw