一般病棟に移ってすぐのICで、心臓移植の
方向になるのかまだ分からなかった時期に
移植についての説明を主治医から聞いた内容
は↓に載っています。



1度目の離脱テストの後に心臓移植について
移植コーディネーターさんと
ソーシャルワーカーさんからヒアリングを
受けた内容は↓に詳しく載せています。

注:上記2つの記事は移植について
私が聞いた内容になるので、
必ずしも全て同じとは限りません。

各移植施設や患者さんの状態・生活背景に
よって異なります。






現在の(2021年1月現在)日本では、
植込型左心補助人工心臓(LVAD)を装着する
には心臓移植登録を行うことが前提(BTT)と
なっています。
注∶2021年5月〜
心臓移植を前提としないLVAD(DT)が適用となっています


心臓移植を希望して植込型LVADを
装着するには様々な条件をクリアする
必要があります。



今回は

セキセイインコ黃心臓移植登録までの流れ
セキセイインコ青植込型LVAD装着手術までの流れ
を頂いた資料を元に簡単にまとめて
みたいと思います。



セキセイインコ黃セキセイインコ黃セキセイインコ黃心臓移植登録までの流れセキセイインコ黃セキセイインコ黃セキセイインコ黃


心臓移植の適応の可能性がある患者
希望の移植施設を決定する
心臓移植の適応評価のための各種検査
・精神的評価
・社会的側面の評価
(適応なしの場合→心不全治療の継続)
○移植部門検討会
 又は
◉臓器移植医学的適応症例検討会(各施設内)

で検討→適応あり
(適応なしの場合→心不全治療の継続)
移植について説明→意思あり
(各施設によって違います)
○臓器移植医学的適応症例検討会(NCVC)
又は
◉日本循環器学会心臓移植適応検討小委員会

で検討→適応あり
(◉の場合は二段階審査)
インフォームドコンセント→意思あり
(施設により2回以上)
移植対象者判定会議→適応あり
日本臓器移植ネットワーク
登録



となっています。
(見ずらくてすみませんあせる)




植込型LVADは

○臓器移植医学的適応症例検討会
 叉は
◉日本循環器学会心臓移植適応検討小委員会
で心臓移植の適応と認定されていれば
植込み手術をすることができます。




セキセイインコ青セキセイインコ青植込型VAD装着手術までの流れセキセイインコ青セキセイインコ青

心臓移植適応となり、
植込型補助人工心臓適応検討会で機器の決定
がされてから手術までの間に行われる事項↓

オカメインコ各種説明

★植込型LVAD、手術前~自宅準備、
在宅プログラムについてレシピエント
移植コーディネーターから説明
(待機中の居住地・介護人の確認など)

・手術前オリエンテーション
病棟看護師より説明
(ICUに持っていく物品やICUについて、
手術後の様子など)

・J-MACSの説明
主治医・担当医より説明
(植込型LVADの市販後調査→装着者が参加し
装着後の現状を報告することで今後の治療、
機器管理などに役立つ)


・手術の説明
★心臓外科医より説明
(植込型LVAD手術について説明→同意書)

麻酔科医より説明
(麻酔について説明→同意書)



★は要家族同席


オカメインコ手術前に行うこと

・装着予定機器のテキスト配布・学習開始
(状況により手術前に講義開始)
講義までにテキストを読んでおく


・体幹計測、アンケート
レシピエント移植コーディネーター(RTC)
が体の周囲などの計測とアンケートを行う


・除毛、シャワー浴or全身清拭
病棟看護師が手術前日に除毛・イソジン浴
などを行う


・ドライブラインの位置決め
心臓外科医・RTC・
看護師・皮膚排泄認定看護師が、
手術前日のシャワー浴後に植込型LVADの
ドライブライン(機器の管)が体のどの部分
から出るのがいいか検討する。

患者さんにとってドライブラインは命綱で
移植までの間、この管・機械と生活を共に
しなければならないため、医療従事者だけで
なく患者さんも参加してどの位置から
出す方がいいのか一緒に考える。

心臓の大きさや体格によってドライブライン
の位置がずれる場合もある。

普段着ているズボンやスカートを着たり、
座った状態・寝た状態で位置を決めたりする。

位置が決定したら印をしたり記録用に写真を
撮ったりする。


音符位置決めのポイント音符

ブルー音符お腹の皺の間から出ない
(皺の間から出ると皺に押され傷が悪くなる)

ブルー音符肋骨に緩衝されない
(肋骨の押されない位置)

ブルー音符ドライブライン貫通部が見える
(自己で消毒する時に傷を観察できる位置)

ブルー音符洋服のウエストラインに影響しない
(ズボンやスカートのウエストラインに
あたらない位置)




以上が移植登録~植込型LVAD手術前までの
大まかな流れになっています。

移植施設や入院の有無、患者さんの状態に
よって内容は違ってくるので参考として
みて頂ければと思います。




私の場合のハート移植申請の流れを簡単に⇩

・劇症型心筋炎で体外式LVAD装着
(移植方向になってもいいように
各種検査や評価を治療と同時進行)
・今後の方向性として主治医から心臓移植に
ついての説明
(闘病記:IC・今後について)
・体外式LVAD離脱テストで移植方向へ
移植部門検討会で適応あり
・移植についての説明、介助人や待機期間の
居住地についてなどを詳しくRTCさんと
ソーシャルワーカーさんからヒアリング
(闘病記:進みだした移植への道)
・心筋炎再燃で移植申請を一時ストップ
・2度目の離脱テストで移植申請を決意
臓器移植医学適応症例検討会で適応あり
・インフォームドコンセント
(移植部の部長先生・担当医・RTCさんと
看護師さん・旦那さん・私の6人でIC)
再度移植についての説明や心構えなどを
聞いて同意書にサイン
・移植対象者判定会議で適応あり
・日本臓器移植ネットワーク登録
・植込型LVAD植込み術

という流れできました。


体外式VADを入れている時は移植ではなく
離脱できると信じていたし、離脱は厳しい
と分かった時も移植か離脱か
とてもとても悩んだ……もやもや
入れるという選択ができるのだから
ワガママを言ってるだけなのか・・
その覚悟があるのか・・

そして悩み抜いた結果、
家族や友達、仲間達に背中を押してもらって
決断をすることができましたおねがい

今は植込型VADを装着して
自宅へ帰ることができて
本当によかったと思っていますキラキラ


まだまだ長い闘病生活が続きますが、
どんな困難も乗り越えて
毎日楽しく笑いながら過ごしていけたらな
と思っています照れハート