皆さまお久しぶりです!


何だかバタバタしているうちに4月に

なってしまいました。


わが家の上の子はこの春、

高校を卒業し、夢に向かって歩み始めました。

ひと握りの夢を掴むことはとっても大変なこと。

自分で決めたその道を、強い気持ちで

ひたすら突き進んでいってほしいです。

ずっとずっと見守っているし、

誰よりも応援しているからねおねがい


下の子は進級し、中学2年生になりました。

学業に部活に習い事と、

とにかく忙しい毎日だけど

充実した1年になるといいね。

やるからにはどれも全力で!

できる限りサポートするから、

頑張っていこうね♪



口癖のようにバタバタな毎日なので、

ゆっくりお花見をする暇もなく…

あれをやって、これをやってと過ごしていたら

忘れかけていましたが…

ギリギリで思い出しました!



VADを装着して昨日(4/9)で丸5年経つことを笑い泣き











今日からはVAD6年生(6年目)になりますキラキラ


もう5年なのか…という気持ちと同時に
ようやく5年経ったのか…という気持ち。

振り返ってみればあっという間だったよな〜
と思いますが、とにかく内容の濃い5年でした。

去年のブログにも綴ったように
VADを装着して色んな感情を経験し、人として
ひと回りもふた回りも成長できたように思います。

そして…

昨年の春、目標だった夢を叶えることができ、
この1年はVADを装着した私だからこそ
できることを考えながら活動してきました。

有り難いことに大きな場でお話する機会を
いただいたり、執筆活動をさせていただいたりと、
とても充実した1年を過ごすことができました。

私で大丈夫??と思いながらも、いただいた依頼を
私なりに全力でやりきることができたかな照れ

とても貴重な経験となりましたし、医療職としても
成長することができたと思っています。


桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜

そしてそして…

私にとって、とても大切な就職活動のこと。


去年秋、就職活動8カ月の時点で
30カ所以上の病院・クリニック・施設で
断られたり落とされたり…

それでも諦めることなく、年末に応募した病院は
サンタさんにお願いしたのがよかったのか、
書類審査が通り、面接してもらえることに。

病院見学で看護部長さんの反応も良かったし、
協力したいと言ってくれたことで心の片隅では
かなり期待していましたおねがい

なんとか?面接が通り、
2次試験を受けられることに。
適性検査や健康診断を受け、用紙には所属する
部署まで書かれていたりして期待は増すばかり。

担当してくれた事務の方も99.9%採用ですので
そんなに緊張しなくても大丈夫ですよニコニコと。

今まで期待しては裏切られてきたので
簡単には信用しないように意識してきたけど、
今回ばかりは期待していた私。


2次試験から10日後、結果は郵送で届きました。

封筒が厚いし、採用に関する書類が
入ってるんだな〜きっと♪
と思いながら封を開け文章を読むと・・・



【採用試験を慎重に検討した結果、
誠に残念ですが採用を見送らせて
いただくことになりました】

と…。

悲しみよりも力が抜けてしまったような感覚に
襲われ、期待していた分、何とも言えない感情が
込み上げました。

やっぱり駄目なんじゃん、、ショボーン

じゃあ、なんで2次試験まで受けさせるの?
99.9%大丈夫だなんて言うの?

本当に残念だし、悔しかった。

【今後の活躍をお祈り申し上げます】だなんて
突き放すような言葉もいらない。

厚い封筒に入っていたのは履歴書や職務経歴書、
看護師免許証のコピーなどが返却され入っていた
だけ。期待した私がバカだし、恥ずかしい…
家族にも親友のYちゃんにも今回はいけるかも!
なんて話してしまったよ。

就活し始めのころは駄目になっても次がある!
と応援してくれていた旦那さん。
断られる度に一緒に悲しんでくれたり、
励ましてくれたり。

でも最近は駄目になる度、
「もう無理じゃん!結局どこも雇ってくれる
ところなんてない。資格取っても無理。
看護師にこだわらず別の仕事探したら?」
と言うようになり…

きっと旦那さんも期待しては駄目になって、
諦めの気持ちと焦りなんかもあったと思う。

落とされる度に悲しむ私を見たくなかったんだと
思うけど、私は絶対に諦めたくなかった。
VADを装着していても看護師として働きたい。
だから心の片隅で、
『そんなこと言わないでーー!』って、
ずっと思ってた。

私は平気なふりをして、
笑顔で旦那さんや子供達に報告。
『大丈夫ニコニコさっさと次探すから!』って。

でも実際、悲しくて悔しいけれど、
落ち込んでばかりもいられない。

嫌でも気持ちを切替えていくんだ!!
と自分に言い聞かせる。

今回も不採用の理由は分からない。
でもきっとVADを装着しているからだろうな…

VADを装着して現場で働くことは難しいの?
どうして理解して受け入れてくれないんだろう。
でもきっと受け入れてくれる職場があるはず…

いつもこんな事を考えながら次の職場を探してる。

そしてハローワークや転職サイトなど、
あらゆる求人を探していたら
とある医療機関に目が止まった。

これまで1度も見かけたことがない求人。
私が就活を始めてから今まで
募集していなかったということ。

私が希望する循環器科もあるおねがい

このタイミングで見つけたということは
何かご縁があるのかも…?

見つけたからには行動あるのみ!
と思った私は直ぐに履歴書を書き
職務経歴書を作成し、応募した。

数日後、電話がきて面接してもらえることに。

そして面接は院長や看護師長、採用担当者の3名で
行なってくれました。

今まで3回面接した中で、補助人工心臓の事を
細かく聞いてくれたのは
一番はじめに応募した病院だけ。

4回目となる今回の面接では院長が循環器の
先生ということもあり、VADに興味をもって
くれているのが分かりました。
VAD全般のこと、私がどれくらい動けるのか、
どんな業務ができて、どれができないのか、
勤務日数や時間、通勤形態など、具体的に
お話することができました。

なんとなく受け入れようとしてくれる雰囲気を
感じながら、私が嫌な気分になることもなく、
無理をしないように働ける方法を考えてくれている
ようにも見えました。

面接が終わり、
期待しないように待っていよう〜
と、なぜか気楽な気持ちでいられた口笛

数時間後、面接を受けた医療機関から電話が…

もう結果が…!?!?

恐る恐る電話に出ると…
採用担当の方からでした。




結果は…






採用

させていただきます

びっくりキラキラ



うそ!?

ホントに!?

聞き間違いじゃないよね??

本当〜!?!?

どうにも疑い深く、
直ぐに喜べなかった自分がいました。

電話を切ったあと、旦那さんに報告LINE。

そしたら、ものすごい連続で喜びスタンプが
送られてきました笑い泣き

上の子にも報告したら、
同じように喜びスタンプが連続できました。

親子ねぇ笑い泣き笑い泣き

その日、帰ってきた旦那さんと子供達は
私よりもすごく喜んでくれていて、
それでようやく私も実感できた。

やったよ〜〜!!!





親友のYちゃんにも報告。

Yちゃんは、
《みかんの状況を理解して寄り添ってくれる人は
必ず要ると信じてた。諦めなくて妥協しなくて
本当に良かった。
ありのままのみかんで働けたらいいよね》

と言ってくれました照れ

私の絶対的味方で寄り添ってくれるYちゃん。

5年前、VADを装着するか迷った時も
Yちゃんの言葉にも背中を押してもらい、
決心することができた。

これまで一緒に色んな感情を共有してくれて
本当にありがとうおねがい

良い報告ができたことが嬉しい音符



こうして1年にわたる就職活動を経て
この春、就職することができました。

ただ…医療という専門職であっても
就職できるまでに1年かかってしまった
ということ。自分としてはもっと早くに
就職できると思っていたし、医療業界だからこそ
理解を得られると思っていました。

それだけVADを装着して働くことは
ハードルが高いことなのだと痛感した
1年でもありました。

社会に受け入れて貰うためには
どうすればよいのか、
職種によって課題はたくさんあると思います。

私はありのままの状態を受け入れて貰うために
履歴書にVADのことをしっかりと記載し、
働く上で必要な配慮等も記載しました。
医療機関でさえ、VADの存在すら知らないことが
ほとんどでした。
面接では生活のことや身体のことだけでなく、
VADがどういうものなのか、社会復帰が可能なこと
心臓移植待機者であることなど、
とにかくたくさんのことを説明してきました。

そしてようやく1年掛かりで受け入れてくれる
職場が見つかりました。
もし、この職場が募集していなかったら、
今でも就職活動していたと思います。

運もあったのかもしれません。

それでも諦めずに頑張ってきて良かったニコニコ

駄目になる度に落ち込んでは傷つきながら、
どこか受け入れてくれる職場があるはず!と、
強い気持ちを持ち続けてきました。

先月から働きだしていますが、立ち仕事が多いため
浮腫みが出たりなどの変化はあるけれど、
適宜利尿剤を服用したり、休憩時間などの
配慮をしてもらいながら楽しく働いています照れ

やっぱり看護の仕事が好きだし、
働けるっていいなハート
と、改めて実感している毎日です。


VADを装着した看護師が現場で働いている
という事例が、少しでも社会復帰を望む方の
参考になれば幸いです。



VADを装着された方の社会復帰が進むことを
願うとともに、これからも私なりの方法で
できることをしていきたいと思っていますおねがい