イルマーレ | h

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今年、劇場で見た30本目。
・・・あ!30本目だ!おお、目標達成~。
さて、本日見たのは「イルマーレ」。
記念すべき30本目をハズしたら残念だなと思ってたけど
これは良かった。感動した。
ふだん、こういうラブストーリー然としたラブストーリーは
好んで見ないんだけど、たまにはイイもんだ。

主演はキアヌ・リーブスサンドラ・ブロックスピード コンピ。
もう二人とも40超えちゃったかぁ・・・。
かつての姿を思うと老いを見て取れるけど
それでもやっぱり、美男美女。
きれいな人たちを見るのは単純にイイ。

ああ~、これも何も知らずに見に行けば良かったかなぁ。
二人の間に時の隔たりがあるってのは
始まってからちょっとずつ分かってくるんだ。
このこと知らずに見たほうが面白かったかも。
あ、でもこの設定知らなかったら
そもそも見に行かなかったか。ま、いいや。

とってもロマンティックだった。
時を隔ててのデート、時を越えて届くメッセージ。
なんてロマンチックなんだろう。
そして、なんて切ないんだろう。
ウキウキする一方で、もどかしさを感じる。

そのもどかしさの中には
「はよ探さんかい」ってのも入ってるんだけど。
自分が彼女なら、何を差し置いても
真っ先に2006年の彼を探すのに。
何故そうしないんだ、サンドラ!
まあ、それで簡単に見つかっちゃったら話にならないんだが。

話では2004年の彼の方が先に
当時の彼女を見つけて接触する。
何度も手紙のやりとりをした仲だけど
それは2006年の彼女。
目の前にいる2004年の彼女はまだ彼を知らない。
せっかく出会えたのに、彼は思いを告げることもできない。
切ないわぁ・・・

上述した、何故探さんのって疑問とか
こういう時間を扱ったものに付き物の矛盾とか
多少気になるところはあるんだけど
そういうのを思い切って無視する事が大事だと思う。
そうすることによって、素直に感動できる。
見ていて何度か涙した。

しかし、ロマンティックなストーリーに心を動かされつつ
あくどい考えをも抱いてしまう自分がちょっと悲しい。
彼にとっての未来は彼女にとっての過去で
彼女はあらゆる情報を得ることが可能だから
賭け事や株について調べて彼に教え儲けさせ
2年後に金持ちになった彼と出会い
リッチな暮らしでウハウハに・・・とかさ。

ラストは2006年で無事に出会えてハッピーエンドか
2006年には彼が死んじゃってて悲しい結末になるか
どっちかだろうと予想してた。
後者の場合、もしかして、あの時?ってのも考えてた。
ある意味、どちらもアタリで、どちらもハズレ。
それらを超えたラストだった。大感動。感無量。
完全に感情移入しちゃってるから
やっと!って思いが込み上げてきて、涙。

ところで、聞いてはいたが
キアヌの走る姿は美しくなかった。
なんつーか、ドタバタ走り?
ついでにクシャミも変だった。

 
 
イルマーレ