ああ爆弾→最初の伊藤雄之助と砂塚秀夫が能をやっているシーンを見たとき、「私の好みの映画じゃないわ」と思ったけど、見ているうちに段々と面白くなってきた。あのノリにどれだけ順応できるかがカギ!
おそらく日本最初のミュージカル映画(たぶん違う)。
結婚のすべて→大映の「最高殊勲夫人」、東映の「ぽんこつ」に並ぶ胸キュン映画。各映画会社ひとつはこういう映画を作っていたんだね。
わたしが今1番好きな俳優・藤木悠さんも出演。化粧品の訪問販売員の役。
藤木悠さんが演じる青年は「ぼくが結婚してすべきことは彼女に女性らしくなってもらうことよりも、ぼくがより男らしくなることだ」(←台詞曖昧)と言っていて、なんて名言だろう、と思った。藤木悠さん、ぱっと見は強面の印象があるけど、演じる役柄は生真面目だったり誠実だったりするのが多いよね。確かにこういう役がよく似合う!
世界のミフネをあれだけ贅沢に使えるのも東宝映画の強みだね。ただせっかくこれだけの作品があるのに、東宝はその殆どが未ソフト化なのが悔やまれてならない。