こんにちわ

 

ひろエ ひカル です

 

新しい年が始まっていますね

 

今年の干支は『甲辰』

 

どんな一年になるのでしょう

 

『ひろエひカル-blog-』ってこんなブログです

 

氏神さま金刀比羅神社さんにある大好きな木

 

 

今年は父の一周忌と

 

曾祖父の五十回忌があり

 

昨日お寺に電話をして

 

法事の日程を相談しました

 

 

元旦に北陸地方を襲った、能登半島地震により亡くなられた方々に深い哀悼の意を捧げるとともに、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。被災地では未だに行方不明の方々がおり、物資やトイレが不足しているとの報道を受けています。一刻も早い発見と復旧を心よりお祈りしております。

 

 

僕は、ここ数年で

 

大切な人を続けて亡くしました

 

 

昨年は父を

 

一昨年は長年ほんとうの父のように

 

親しくしてくださった方をです

 

 

二人とも病気でした

 

しかし最期は急な旅立ちでした

 

それは僕たちにとっては、です

 

 

本人達にはずっと前から

 

わかっていたことだったかもしれない…

 

あるいは

 

生まれる前から決まって(決めて)

 

いたことなのかもしれません

 

しかし、いずれにしても

 

僕たち周りの人間にとっては

 

突然に近い出来事だった

 

と思っています

 

 

そんな父との別れがあって

 

お医者さん(主治医)と話す

 

機会がありました

 

先生は、たまたま僕と同じ年で

 

優しくて温かい人です

 

僕たち家族に

 

「お父さんは桜は見れますよ」

 

と言って励まして下さっていました

 

しかし、父は桜を見ることなく

 

2月に亡くなりました

 

入院していた大きな病院から

 

少し規模の小さな病院へ転院をした

 

その日に…

 

悲しい別れでした

 

 

これだけ医学や科学が進歩した現代でも

 

「人の命の尽きるとき」を

 

知ることはできないのだそうです

 

 

 

僕は自分のいちばん身近な

 

人の死によって

 

こうやって生きていること

 

命がある(命が身体に留まっている)ことは

 

あたりまえではない

 

人はいつか本当に死んでしまう

 

大好きな人、大切な人と

 

いつかお別れしなければならない

 

ということをあらためて感じました

 

 

で、こういうときって

 

だからとばかりに…

 

「今まで以上に毎日を精一杯に!」

 

「後悔のないように一生懸命に!」

 

とか、

 

「亡くなった人の分まで!」って

 

なりそうですが…

 

僕は、そんなに気合いを入れなくて

 

いいと思うのですよ

 

 

人は「生きている」だけで

 

ほんとうはもうすでに

 

素晴らしい

 

何かデッカいことを成し遂げなくても

 

この世に生きた爪痕や証を残さなくても

 

大して成果を上げられなくてもいい

 

(もちろん、

デッカいことを成し遂げ、

後世に名を残すような

偉人になったっていいのですが)

 

ただ『生きている』それだけで

 

人は大したものです。

 

もしかすると、大成功なのかもしれません

 

 

僕は父に最後の数ヶ月は

 

生きていてくれるだけでいい

 

少しでも長く

 

ただただ生きていてくれるだけでいい

 

と願いました

 

人は『存在』しているだけで

 

周りを安心させ幸せにしているのだと

 

僕は父の死を通じてようやく

 

わかりました

 

言葉では今まで何度も

 

聴いてきたことです

 

しかしやはり

 

わかったつもり

 

だったようです

 

ほんとうの意味では

 

わかっていなかったんですね

 

 

ただ『生きている』という幸せ

 

毎日の何気ないこと

 

ごく普通の生活が

 

いかに幸せに満たされているか

 

ということも

 

僕はここ数年で痛いほど身に沁みました

 

 

しかし人間は

 

忘れていく生きものです

 

時が経てばそんな思いも痛みも

 

少しづつ薄らいでいきます

 

けれどそれも

 

またそれでいいのです

 

 

 

 

父がまだ生きていて

 

入院していた頃の

 

看護記録によると

 

父は最後の1ヶ月

 

ほとんど言葉を発することは

 

なかったようです

 

それでも最後に発した言葉が

 

記録されていました

 

それは

 

穏やかに小さな声で

 

『おはよう』

 

と、ひとこと

 

 

 

 

僕は毎日、仏壇に線香をあげ

 

手を合わせながら

 

お空の上にいる父に

 

『おはよう』

 

と、話しかけています

 

 

 

最後まで読んでいただき

 

ありがとうございました

 

 

本年が皆様にとって

 

慶び多き1年となりますように

 

 

 

穏やかな天候の中のんびりとした年末年始を過ごしました

 

 

ひろエ ひカル

 

でした