幸せの基準〜学生団体の活動を通して〜 | 世界のどこかで光っちゃお☆

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タイトルポップですか?世界を旅するならこのくらい個性あっていいよね。

2012年一発目の日記になります。

《この記事は去年の夏にノートに書いてあったものを編集したものでーす》


今回は俺の所属している学生団体のお話。

名は「GRAPHIS」

簡単に言うとクラブでチャリティーイベントを開催しながらその収益金を全額カンボジアに寄付している団体。で、夏にスタディーツアーとして俺らもカンボジアに10日ほど行く。

今年で7年目で初代代表は本も出版してて映画にもなっている団体です。

ここに出会ったのは大学1年の時。
当時はボランティアの「ボ」の字もなかった。俺は自分でイベントを開きたかったくてその勉強として入ったに過ぎなかった。
もちろんカンボジアにも興味なかったし今思えばよく引退まで続けてこれたな、と。笑

ここの魅力は見た目とやってることのギャップがだと思う。

渋谷のセンター街(今はバスケ通りて言うんだっけ)にドンピシャで合う人たちばっかしなのに完全チャリティー。カンボジアにまで視察している。しかも実費で。

ここで質問!!

君にとってボランティアって?」

さあ、そう聞かれたときあなたはどう答える?

ひかるのブログ

活動しているうちに上記のような疑問が出てきた。

おれ自身カンボジアには団体と個人の2回訪れていて、
貧困に対してというかボランティアって何だろうって思うことが幾度もあった。


だけどこの答えってなかなか出る事も無く。
ただ現段階での回答としては

HAPPY×HAPPY

二年間考えて出た考えがこれ。

ボランティアって一般的に自己犠牲の上に成り立つって思われているような気がする。
だから敷居が高く感じるんだろうし、仏みたいな心の人間がやってくれればいいって思う人がたくさんいるんだと思う。

だけど、俺はそんなマザーテレサみたいなガンジーみたいな人間ではない。
自己中だし自分が楽しくなきゃやってられない人間。


自分が楽しくてそれによって相手も幸せになれる事が俺の中でのボランティアの定義。

俺はクラブが好きだしイベントを開催してそれが支援にもつながるんだったらなお更いいじゃんって感じ。案外軽いもんなんだよね。
$ひかるのブログ


ここでこんな声が聞こえてきそう。
集めた資金て本当に全額送っているの、てかいくら?」
イベント打つんなら自分の懐へのバックが不可欠ジャン」て

一つ目の答えだけど、全額送ってる。
もう一度、全額送っています!もちろん経費を除く黒字分だけどね。
名目収益送っちゃったら自己犠牲の範囲になるから。

こういう所が不透明なままだと疑心に繋がるから公表しておきます。


1年に二度開催して寄付する額が2~3百万。これは毎年コンスタントに支援されている。
もちろんカンボジアと俺らの間には認定NPO法人「サイド・バイ・サイド・インターナショナル」が仲介していてそのNPOさんがお金を物に換えてカンボジアに公正に寄付しています。


GRAPHISを他団体と差別化するとしたらここだと思う。ちゃんと結果を出していること。
学生が金かよとか社会ではそんな額少ないとか言われそうだけど、
プロセスも重要だけど社会でたら結果を重視される。
一人ひとりが自覚を持って行動しているからこその結果だと思う。そういう点で責任感を養うことのできる団体だと思う。


次の質問だけど、もちろん俺らスタッフは一円たりとももらわない。
本当はちょっと欲しいwww

だからイベント開催の労力の対価を別のところで見つける必要がある。
俺はイベントを企画して、来てくれたお客さんの楽しんでる姿を見たときが猛烈に幸せになる。
お金は一時の満足しか生まないけどこの達成感はずっと記憶に残るものだから。
そこにやりがいを見出せるようになったしこの興奮は目に見えるものでないからこそ無限大だと俺は思う。

お客さんに楽しんでもらう為には自分自身も精一杯楽しむ必要がある。
だからMCでステージにいる時もフロアで皆と一緒にワイワイしている時も、
お客様をもてなすというよりかは一緒に楽しもうよ!ってスタンス。
だから来てくれた人、一緒に頑張っている皆に純粋に感謝できる。

これだけ得ることができてかつ寄付もしてるんだからHAPPY×HAPPY!!

この団体に入ったことで今の俺がいることは言うまでもないし新たな夢を持つきっかけにもなった団体。

今現役を引退して思うことがひとつ。

①どうしてこの団体を続けているのか

②自分のポジションはどこか

③ここで何を得てこの先何を得たいか

をふとしたときに考えてほしい。

別に真面目な動機じゃなくてもいいし
友達とワイワイしたいからとかでも一向に構わない。
飲み会役でも結構。
ただ理由なく、考えず続けることがいけない。そのうち何で自分がこれをしているんだろうとか充実感がだんだん薄れていく。限りある学生生活でこれが一番もったいない
ひかるのブログ


だからお酒の力を借りてでもいいからそういった話を友達とするのも大事だと思う。
(お酒は20歳からドキドキ

おそらくこの記事を読んでいるときにでもこいつは意識高いなとかあの子はどうしてここにいるんだろうとか思う所はあると思う。

そして目的意識を持っている奴は伸びる。それは引退したときに目に見えて現れる。

俺の考えは
①メンツが良いし、一度始めたら自分が納得するまで続けたいから
②イベント隊長、ミーティングでは中立立場
③ボランティアの大切さと自分の中でのボランティアの限界。世界への好奇心。


引退した今考えるとこんな感じ。

特に③についてだけど

カンボジアに行って感じた何かをしてあげたいって気持ちと無力感
自分は医師でもないし看護師でもない。
そんな俺が診療所に行ってもできることってほとんどなくて。

HIV孤児院に行った時
こんな5、6歳の子供が自分の病気を知っているのにも関わらず、
一緒に遊んでいるととってもまぶしい笑顔を向けてきて、
まるで自分の生きた証を俺に残しているようで

後日日本大使館を訪れたときに聞いた話では
「ボランティアももちろん良いですが社会に出たらその一歩先で活動してください」と言われた。
僕らがターゲットにしているのは農村地域の公共インフラが充実していないような地域
逆に大使館の人がイメージしているのは経済的に進歩している地域やそこにいる人たち
つまり底上げや次につながらない支援ではなく経済発展させて上を引っ張っていって欲しいということ。

じゃあ今この国に必要なことってなんなんだ?
目の前にある命を救うことが経済発展諸々以前に必要なことだと言う人もいる。
何が幸せの基準が分からなくなって自分たちのしていることが彼らの幸せになっているのか分からなくなって。


幸せの基準てなんだろうって。

あなたにとっての幸せの基準はなんですか?


家族?
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お金?
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恋人?
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わからん。
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わからんから




まずは幸せとかなんとかよりも、不幸だと思わないような、そして親や友人を不幸にさせない生き方をしてからもう一度幸せの基準という価値観にもう一度挑んでみようと思う。
不幸の基準て幸せの基準より人それぞれがわかりやすいよね。だからこそそうならないようにする。

おそらく大半の学生がこんな疑問すら持ってないで日々生活しているんだと思う。
そして就活シーズンになってその燐片を考えるんだろう。
学生のうちに心の葛藤を多くする事は「充実した人生」を送る上で大事な経験だなと思う。
21歳の若造が何を言ってんだか...ガーン


そして世界への好奇心
2年生の時にカンボジアに行き、もっと、もっと、色んな見たこともない世界を見てみたいなっていう好奇心は今の自分の原点であり、
発展、文化、貧困...色んな視点を養ってくれたこの団体には感謝している。
まだテーマは一つに絞れていないんだけど(笑)


終わりが見えなくなってきたのでこの辺で。。。

まあそんなこんなでお世話になったGRAPHISなんだけれども後輩が個性派揃いで7年目も衰えることなく突っ走ってくれるでしょう。

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GRAPHISのサイトのっけようと思ったんだけどのっけから分からないので自分で調べてちょドキドキ
素晴しい後輩君がリニューアルしたHPですよーアップ