
静岡市・焼津市のプロ養成と既プロの為のお教室
「相澤ひかるミュージカル・ボーカル教室」です

台風一過、青空が広がっている静岡です。
何事もなく普通の朝が迎えられたことに感謝したいと思います。
被害に遭われた皆様方に心からお見舞い申し上げます。
早期復興を祈ります。
さて、一般向けの単発レッスンも終わり、夏休みも終えたメンバーが新学期を迎えていることと思います。少しだけ涼しい日もあり、よし、やろう!と腰の上がった方も増えてきたのではないでしょうか?
新しい目標に挑戦する方もおりますね!
挑戦することは素晴らしいですが、自分の技術をはるかに超える難曲をどうしても歌いたいと持ってこられる方がいらっしゃいます。難易度は皆Eクラス!覚えておいて損はない有名曲だったり、何か事情がある場合もあることでしょう。一般の単発レッスンでもほとんどの方が難易度の高い曲を持ってこられました。
ですが、やはり難曲は難曲。ご自身に技術不足が見られる場合、たった数回のレッスンでステージに上がりたい、完成させないといけない状況となると正直「厳しい」の一言しかありません。
ある程度の基礎を持っていて、毎回の習ったことを自宅練習で自分のものに出来、次のレッスンで新しいことを学べる状況(技術のある)であれば、「何回程度で完成できると思うので頑張ってみましょう」と返答しております。
ミュージカル曲の場合、メロディーを覚えることと感情を込めること(込めたつもりがほとんど)ができれば”歌えた”と思われる方も多く、曲はミュージカルの曲だけど、オペラか?ポップスか?というようにミュージカルになっていないという残念な歌唱になります 。(ジャズの時もありましたね。曲はジャズ、バックバンドもジャズだけど、歌はポップスと言われること。)
難易度が高い曲を歌えるようになるまでには、必要な技術を入れなくてはなりません。音域が狭い人が音域の広い曲を歌う、ロングトーンが出来ない人がロングトーンの多いバラードを選ぶ、また、ブレスが苦手なのにテンポが早く歌詞が詰まっている曲を選ぶ場合など、少し遠回りの感じもしますが、その曲より簡単な曲でそれらをクリアできるよう様々な楽曲を生徒さんにはまず提案しております。
また、自分が好きな曲には偏りがあります。世の中にはもっとかっこよかったり美しかったりする曲がほんとうにたくさんあります。生徒さんには、提案した曲が大好きになったという方も多くいらっしゃいます。他の方が歌っていたから急に好きになった人もいますよね。あたらしい曲(新しい出会い)を知るという意味でも、この少し遠回りのような気がする練習用の課題曲をこなすのはとても大切だったりします。
そこで得たものを使って、自分が歌いたい少し難易度が高い曲に徐々に挑戦してゆきましょう。
今通ってくださっている生徒さんたちは、皆、最初に比べたら数段高い階段に登ってきていると思います。次の踊り場が見えなくてイライラしたり、不安になることも多いかもしませんが、今ここまで出来ていて、このくらいの曲なら最後まで完成出来る、または、挑戦しても大丈夫ということは私がよくわかっております。先生の選んだ曲で歌いたいという方もいらっしゃいますが、自分で選ぶ場合(特にキッズ)はまず相談してから決めましょう。
途中で嫌になり結局完成せずに新曲に移ってしまったり、また、めちゃくちゃなままステージに立つことになりませんように。
ピアノ教室やクラシックのお教室に長く通っている方は、この遠回りの大切さがわかると思います。本気で教えてくださる先生のピアノ教室では、1年に1度の発表会の課題曲ですら先生が決めます。
幼稚園児でありながらも最初にハノン(大切だけどつまらない指の練習)をやり、バイエル(ポップな曲ではない)を私の場合赤と黄色の2冊やり、トンプソン、ブルグミュラー(ピアノ界ではこのあたりで発表会の曲になる場合も)をやり、ソナチネと平均律をひたすら何年もやり、このあたりで「ベートーベン、リスト、ショパン、モーツアルトをやってみましょうか(難易度BやC)」とようやく有名な楽曲が課題曲になり、「あなたはモーツアルトが向いているから課題曲はソナタにしてみましょう」とコンクールの曲が決まり、ソナタ(モーツアルト)を徹底的に練習、1日8時間練習時間を死守し、週1回かなり遠くのお教室にレッスンに通いました。好きな曲をレッスンしてもらえるようになったのは合唱伴奏をするころでしょうか。また、それにはリズム練習が必要だからと、カバレフスキーも練習。楽譜は簡単なのに、なぜ弾けないのかと毎日格闘していました。この遠回りしたと思われた何冊もの練習曲のおかげで後期のチャイコフスキーやドビュッシーなどもすんなり弾けるようになっていました。
楽曲レッスンは受けていませんでしたが、幼稚園のお別れ会で既に園歌と思い出のアルバムの伴奏をしてましたし、テレビから流れる曲のメロディーはすぐ弾いていました。小3のピアノ教室のクリスマス発表会では課題曲と自作曲を披露しましたね。初作曲でした。今でも弾けます。ショパンのノクターン変ホ長調に影響されKEYはEb(笑)
そうそう。ハノンは今でもやっていますよ。バイエルも練習曲ではなく素敵な楽曲と思えば楽しいですしね。新曲などでできないときは何に戻ればいいか、何をすればいいかを、先生がしっかり教えてくださっていたのです。基礎力が落ちてしまったらコツコツつみあげるしかないことも。それはやっぱり40年経った今でも宝物です。目には見えないものですけどね。
まだショパン向きの指でなかったころ、1回のレッスンで4小節しか進みませんでした。でも1年かけて完成させたのが「英雄ポロネーズ(6分の曲)」でした。途中黒鍵のエチュードを挟んで徹底的に左手の指練をさせられましたけどね。。。。先生が選んだこの曲は、一気にジャンプアップする為の曲でした。私は簡単に諦めない性格だと知って、信じて挑戦させてくださったことは今でも感謝です。
今のボーカル教室で、コールユーブンゲンを1から全部、や、コンコーネを何年もやっているという方はひとりもいないと思います。声楽のレッスンでしたら確実にやると思いますけどね。皆、しらなかったけどいい曲だな、とか、これを歌ってみたいな、と自分が納得して選んだものを歌っていると思います。自分で選んだ曲ですから諦めず投げ出さず最後まで完成させましょう!
大人が趣味で始めるピアノレッスンでしたら、有名曲が超簡単にアレンジされた自分が弾きたい曲だけ弾けるようなレッスンを受けるのもいいと思いますが、キッズや、これから歌や演技を使って夢を叶えていきたいと思っている若者たちに、この趣味の大人のレッスンと同じような感覚でレッスンを行うのは私のお教室の方針とは異なります。もしなんとなく楽しくできればいい、に方向転換したい方がおりましたら遠慮なく言ってくださいね。
クラシックのレッスンを受けた方は同感していただけると思いますが、初めての習い事の方にはピンときていないかもしれません。そう、私のお教室は本気の割に、”結構優しい”ということです。演技と歌とお作法ということで幅が広いのでゆるく感じてしまう方もいると思いますが、元々がクラシック出なので底辺は変わりません。基礎大切。目標達成のために徹底的に技術を入れる!のみです。
本気の方、頑張りましょう!
頑張り方を間違えると消耗するだけで空回りしますからね。注意。
うさぎとくまのパンを焼いてみました。コーンは茹でて冷凍保存していたものを使用。コーン、ツナ、チーズは最高の組み合わせですね♫たまねぎも入れたらよかったかしら。
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