「体調が悪くなりました。」
「機械が壊れてしまって練習できませんでした。」
「仕事が忙しくて練習できませんでした。」
対処方法があるにもかかわらず、
イベントがあると、必ずといっていいほど
直前でこういう言葉を言う方がおります。
こういう方のほとんどが
営業演奏に出たい
プロになりたい
人前で歌いたい、パフォーマンスしたい
という目標で通われているのでびっくりします。
リハーサル、お稽古で集まるときには、
理由は何であれ（ときにもらい事故でも）
「いけなくなりました」
なんて言ったら、クビです。
休んだということよりも、
その日に向け、体調管理を含め、
自分の実力技量を見据えて練習準備してこなかった
（スケジュール自己管理すらできない）
という舐めた気持ちと受け取られ切られるのです。
お仕事ですからあたりまえですよね。
自分に甘えすぎです。
大人なら、なおさら。
そんな心のエネルギーのない人に、
人を楽しませる力はありませんから、商品価値はゼロです。
オーディションの審査員は技術はともかく
そういうところを見抜きます。
忙しいのは、あなただけではありません。
セミプロレベルの方でも、ライブに出演したり
舞台に出演される方は、平日は普通に仕事をしていますが、
夜な夜なスタジオやカラオケに行って楽器の練習（歌も）をしたり
朝早く出勤して駐車場の車中で練習している方も大勢おります。
それぐらい貪欲にやっていますか？
これをやってセミプロなのです。
くらいついて練習したりレッスンしたりするのが普通なのです。
プロになるのなら、これ以上やらなければいけないこと
わかりますよね？
こういう方については、
今後、レッスンのなかで、目標が変わってしまったのか
確認していこうと思います。
いつか・・・や、目指す・・・のではなく、
あくまでも趣味で自分が楽しむのみであるかどうかをしっかりと聞きます。
だらだらとレッスンを受け身で受けているだけでは、
絶対になれません。断言。
どんなお仕事でもそうですよね。
プロの方の生活を調べたことはありますか？
２４時間、どのように仕事をし、
そのなかでどのように自分の時間を作っているか知っていますか？
スマップさんなど、すごいと思いますよ。
睡眠なんてしていないでしょうね。台本、歌詞覚え・取材・個人で体づくり・ダンスレッスン・ボイトレ・撮影・・・・それでも体を壊さないようにしている。だって一人でも欠けたらおかしいですから。
めんどくさいしなあ・・・
あしたでいいか・・・
自分の時間も大切、恋人と家族と楽しむ時間も大切・・
結果時間がない・・・
では、プロになる夢につかう時間は犠牲にしましょうか。
１日は２４時間ですが、
自分の人生に与えられている時間は
誰かと同じじゃないんです。
この意味、わかりますか？
できないことは、本人が一番わかっていると思います。
できないことがわかりはじめた、ということが実は大切。
レッスンで今やっていることに対して質問ができないというのは
わかっていない証拠です。できているつもりになっているから。
悔しくて、涙が出て、涙が出て、家でたくさん泣いて、
でもそれではどうにもならないから、
とにかくひたすらやる。
レッスンで覚えたことを全部使って、とにかく練習しまくる。
わからなくなってきたらすぐに先生に連絡する。
レッスンで質問しまくる。
家でやってきたことが正しいか、
そして自分が作ってきた思ったとおりのパフォーマンスを先生に魅せられたか。
そしてそこで意見や感想をもらって、それをもとにまた家で練習を重ねる。
プロを目指す生徒は、最初は甘えがあった人も、このように貪欲に必死にくらいついてレッスンを受けられている方がほとんどです。
そうして皆合格をつかんでいます！
正直なところ、プロを目指しているといいながら毎回毎回キャンセルされる方よりも、このようにくらいつくようにレッスンを貪欲に受けてくださる方に力を注ぎたくなります。そして早く夢が実現するように、逆算式でわたしも精一杯やらせていただこうとレッスン準備に時間をつかいます。
わたしも先生である前に人間です。
あなたと私は鏡。
１２０％でぶつかってくれれば、１３０％や２００％で返そうと思います。
１日は２４時間。
さあ、今日から、どうやって使っていきますか？
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