平「ぴっぴ、気持ち悪い」

今日はけやかけの収録が久しぶりにある。
うん、私は数ヶ月ぶりにあるわけで...。

さっきから髪色が更に派手になったぴっぴがニヤニヤしている。

愛「いや〜イケメンだなぁって」

平「...何言ってんの」

愛「カワウソみたいだよね!」

平「...」

マジで訳の分からない事ばっか言うぴっぴ。
とりあえず、うるさいから...誰かに。あっ。

平「ねる!!」

こりゃ...彼女のねるしか居ないな。

ね「ん?」

平「ぴっぴがうるさい!」

ね「えっ(笑)」

理「ぷっ...、愛佳何したの?」

平「さっきから、ニヤニヤするし私の事をなんか言ってるし...、怖い」

ね「あー、じゃあ...ちょっと行ってくるね」

平「頼んだ」

梨「友梨奈ちゃん、今日取材あるみたい!」

平「え、けやかけは?」

梨「2時間後らしい」

平「ふーん...、梨加ちゃんと2人だけ?」

梨「うん」

平「じゃあ、行こっか。ぴっぴの視線が気持ち悪すぎて、怖い」

梨「あっ、待って!私も行く!」

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澤「バコーン!!こちらが欅ちゃんでっす!」

「「「「いえーーい」」」」

茜「LOVE」

愛「ぷっ...(笑)」

菅「もう...、はい。えっと、今日はですね!実は2人居ないんですよ!」

土「あっ!ベリカと平手か!!」

菅「はい!この二人が一緒に居るとことか、話しているとこがあんまないんです!」

澤「あんまないの?」

冬「あるはあるんですけど、ほとんどないですね。しかも短い会話だけ」

菅「ということで、2人をモニタリングしたいと思います!!」

かくかくしかじか...

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平「梨加、ちょっと近くない?」

隣に座っていて、肩が触れそうくらいの距離。

梨「ん?ダメ?」

平「ダメじゃないけど...。はぁ、取材って言ってたけど来ないね」

梨「うん...暇だね」

平「どうしよっか...」

ピカッ...ピカッ...
(電気が消えたり付いたり)

梨「え、故障?」

と梨加が言った瞬間。花瓶が割れた。

梨「きゃーーー!!」

平「えっ!!うわっ!!」

梨「...っ、えっ...」

平「梨加こっちに来て...」

怖がっている梨加の腕を引っ張り立ち上がらせて、腕の中に収める。

梨「っ...ここ...楽屋だよ?...///」

平「うるさいなー、別にいいじゃん。てか、こんな状況で梨加を放っておけるわけないでしょ」

イケメン発言。

梨「っ...///」

平「香水変えたでしょ?これ好きかも」

梨加の首筋に顔を埋める。
癖かもしれない。必然的に埋めちゃう。

梨「うん...って...、きゃーーー!!」

平「えっっ...、なになに?!」

梨「あそこにっ...、白い女の人が...」

平「え...誰も居ないよ...居ないよね?」

指を指された方向を見ても、誰も居ない。

梨「きゃーーーl!!!!」

平「わっ...、やだ!!えっ!!」

まじで居た。え、こっちに来るんだけど!

平「梨加に触れたら...、許さないから」

と内心は怖がっているが、彼女の梨加のために頑張るイケメン彼氏友梨奈くん。

平「逃げたし...、梨加?大丈夫?」

今、自分の腕の中に居る梨加の様子を伺う。
あー、服が濡れているのが感じる。

良かった。私服で。

梨「っ...グスっ...」

平「ほら、もう安心して。もう居ないから」

梨「うんっ...、」

平「ったく...」

近くにあった、ソファに座り梨加を自分の上に座らせる。向かい合わせで。

梨「え...、っ....」

平「こうでもしないと、泣き止まないでしょ」

梨加の頬に両手を挟む。

梨「...っ、...///」

平「泣き顔も可愛いよね」

親指で涙を拭う。

梨「バカっ....///」

平「...じゃあさ、何して欲しい?」

梨「え?」

平「私に」

梨「んっとー...最近メンバーと仲良いよね」

平「え」

えっ、そっち?

梨「あかねんとか...凄くベタベタしてる」

平「それはっ...」

否定できない...。

梨「だからっ...」

平「ん?」

梨「もっと...もっと...、私の事好きになって?」

友梨奈の首に腕を回して、おでこをコツんとくっつける。急にお姉さんになった梨加。

平「今もめっちゃ好きなのに、これ以上好きになったら、マジで離さないよ?」

梨「うん、それでもいい...友梨奈ちゃんが大好きだから」

平「本当に...、敵わないっ...」

小さな声で呟く友梨奈。

梨「...ふふっ、可愛い」

照れている友梨奈ちゃんの頭を撫でていると、急に手首を掴まれて、そして...。

平「梨加、もう少し危機感乗った方がいいと思うよ?」

梨「へ?えっ...きゃっ!!」

平「...服、露出高いよね。まぁ、今日は暑いから、仕方ないけど...」

梨加を押し倒し、ショートパンツから出ている太ももをイヤらしく撫でる。

梨「っ...、キス...、する?///」

平「っ...、本当、むかつく」

そうやって、すぐにお姉さん感を出す。
私はそれに弱いし、むかつく。

梨加の腕が首に回ってきて、キスをする。

平「っ...、ん」

梨「っ...、んはぁ...」

平「はぁ...、続きしたいけど...仕事しなきゃいけないことがある」

梨「へ?」

平「よっ」

梨「えっ!」

平「捕まってて!!」

梨加を抱き抱えて、スタジオまで走る。

そして...。

平「はぁ...。どうなるか分かってる上でこういう事をしたんだよね?ぴっぴ...」

愛「あっ...これは!メンバーの!希望で!」

あ...、てちって怒ると怖い。

平「ふーちゃんら辺か」

冬「あっ...」

理「あはは...」

織「てへっ☆」

かくかくしかじか

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平「はぁ...、これ使うんですか?」

澤「えっと...お蔵入りで!」

土「そりゃ...そうだろうな(笑)」

澤「てか、ベリカと付き合ってるなんて!」

平「あはは...」

梨「ねぇ」

平「ん?」

梨加に腕の裾を引っ張られて、振り返ると...。
耳元に近づいてきて...。

梨「絶対に私の事、離さないでね?」

平「...〜///」

えっ、待って。それは..、ちょっと。

澤「あっ!!!平手がフリーズした!!

土「顔真っ赤!!!梨加何した!!」









というね。







────おまけ────

「「「「きゃーーー!!」」」

愛「えーーー!!!」

理「付き合ってたの?!」

茜「なにあれ!!きゃーーー!!」

冬「ちょっ!!!///」

菅「え、うそ....え?!」



スタジオは大パニックでした。

実は本当にメンバーも知らなかったらしいです。