十二神のうち十一番目の神、夏神さまシド―の時代が到来した。その名の通り世に『夏』という季節が訪れた。初代の夏神さまは巨大な赤大蛇だった。皮膚が赤茶色の舌が茶色のブルーの目をした大きな蛇が初代の夏神さまシド―である。うわばみ。
この赤大蛇に喰われた生き物は幸福になるという。また赤大蛇のウロコを食べると病が治るという。さらに、この赤大蛇に生きた者の血を捧げると豊作になると言い伝えられている。赤大蛇は世に1万匹のサルを放つ。
【そして十二神の神の最後、十二番目の神が『海の神ポセイドン』怪物だった。】ポセイドンは世にイノシシを18万頭も放つ。
*輝子さんの理論
こうして輝子さんの法話も十二神を一周しました。ポセイドンは暴れた。自分だけ怪物であることを嘆いたのだ。ポセイドンの力はそれはそれはお強くて、地球の氷を割って二つの大陸を呑み込もうとした。それで困った神たちは悩んだ。そして、ならばポセイドンに十の女神を与えることにした。美しい女神に囲まれれば気を良くしてくれるだろうと考えたのだ。
『養老の女神』『ウオの女神』『サンゴの女神』『イルカ』『人魚』『クジラ』『サメ』『ウミガメ』『シャチ』そして『深海魚』たちである。
ポセイドンはとても喜んだ。そしてポセイドンは女神たちが気持ちよく海を泳げるようにと海の海域を広くした。