『戦おうともせずにはじめから自ら負けを認めるようなことは今ここで封じます。』
なんとしても勝つために、その腹にためてる弱音は全部吐き出して構いません。負ける為の法則はどんな小さな要素も潰しにかかること。すべては勝つためにある。これは『勝つための法則』だということである。今ここで、事のはじめにあなたが弱音を吐き出せたことを光栄に思うこと。世の中にはどのような世界にもプラスとマイナスがあって、互いに引き寄せ合う。強く押せば強く引っ張られる。『位置についてよーいドン!』であなたは転んだ。膝をすりむいた。他のランナーたちはあなたを追い越して去っていった。これを不運と思うのではなく、むしろ幸運だったと思うことである。あなたを追い越す者には快く道を開けて先に行かせてあげること。あなたは、慌てずにあなたの歩幅でゆっくり歩けばいい。その膝のすり傷があなたを庇ってゆっくり一歩一歩と歩かせることだろう。ウサギにならなくていいんです。勝つことだけを考えましょう。勝つとは気持ちよく完走すること。最後まで走り切るということ。あなたに負けに二文字はありません。あなたが『ちゃんと戦うよ』と言っていたことをこの胸に焼きつけています。
輝子さんには勝つ道しかありません。輝子さんには、なんとしてもこの戦いに勝ってもらう。勝つために何度でも転びなさい。そして必ず立ち上がって下さい。
『あなたの気が落ち着きを取り戻したら、あなたが勝つための法則についてナポレオンヒルと一緒に瞑想しよう!!』
その興奮は鎮めなくていいです。その波に乗って下さい。とても良い波です。それは勝つための上昇気流です。その気流の勢いに上手く乗って下さい。勝つためならばあなたはなんでもするといい。勝つには最後に一度だけ多く立ち上がればいいんです。芯に極太の一本の槍があればいいんです。
『あなたを負かそうとあなたを含む大勢の人々のあらゆる不安要素があなたの脳と心に波風をたてることがあるけど、冷静になれる場をひとつ設けて瞑想するといいだろう。あなたが打ち負かす黒幕はあなたの中にいる、この戦いに負けても構わないと思っているあなた自身です。世の中には、負けてもいい戦いと、いかなる理由があっても絶対に負けてはならない闘いがあるのです。もともとあなたは芯のあるとても強い人だということを知ってますよ。』