こちらの記事(相手に対して欲求を伝えたいときの伝え方1)では、
自分の気持ちを素直に伝えるIメッセージの作り方を書きました。
期末テスト前に、テレビゲームをしているのを見てイライラして
「いつまでゲームやってるの?」と怒るかわりにIメッセージで
「期末テスト前にテレビゲームばかりしていると、テストで低い点をとるのではないかと心配になって、
他のことが手につかなくなるほどイライラしてしまう」と変換しました。
確かに自分の気持ちをストレートに伝えていますが、
これを言われた思春期の男子はどう思うかな、と想像するとこんな感情じゃないかと思います。
「そんなん、知らんわ」(勝手にイライラせんといて)
「いつまでゲームやってるの?」と怒られるよりは、気持ちが伝わった分マシですが、
ネガティブな感情をぶつけられたら、人ってあんまり素直に「そうだったんだ、ごめんね」とはいえないものです。
相手に何か伝えたい!と思う感情がネガティブな場合、相手が受け取りやすいようにポジティブ変換してみましょう。
気持ちや感情をポジティブ変換するのは、ゲーム感覚で練習すると慣れてきます。
上記の例でいえば、心配だというのが感情です。
心配する、をポジティブ変換すると?
安心する
感情をポジティブに言い換えたIメッセージはこうなります。
「期末テスト前は、テレビゲームをやめてテスト勉強してくれると私は安心するんだけどな!」
前回の例にも出した夫婦の会話でいうと
本音) 家事を手伝って欲しい
失敗例) 「あなたは良いわね~休みの日にゴルフ誘われて」 (顔は笑ってない)
この時の妻の感情は、家事を一人でするのがイヤなだけでなく、休みなのに彼だけ愉しんで寂しいのかもしれません。
感情をポジティブに表現するIメッセージに書き換えるなら
「あなたが一緒に買い物に付き合ってくれたら嬉しいな」でしょうか。
相手に不満がある時、たいていの人は自分の感情をストレートに言わずに嫌味のような言い方をしてしまいます。
それでは、決して相手に気持ちが伝わらないばかりか、非難をされた気分になり攻撃し返してくるかもしれません。
本当は、相手に自分の不満をわかって欲しい、
もっと言えば、不満を解消してHAPPYな状態になりたいわけですから、
なんとか自分の気持ちをポジティブに変換して相手に伝えるようにしたいものですね。
子どもに
食べたお皿は運びなさい!より
お皿運んでくれたら嬉しいな
休日夫に
ゴロゴロしてそうじの邪魔~!より
子どもを連れて公園に行ってくれると嬉しいな
やってくれたら、満面の笑みで「ありがとう。助かった」と感謝の言葉もセットで忘れずにね