私の身に起きた実話です。
近所のおじさんで、挨拶しても「フン」という感じでとても近寄りにくい方がおられました。
そのおじさんが、いつも吸殻を道路のマンホールの穴に捨てているのを見て
「嫌だなぁ」と私も敬遠してましたが、ある日事件が勃発。
私の家の前に駐車してる車が、道路に少し飛び出してるとクレームを言ってこられた。
ついでに、数か月に1回しか出さないバイクの音もうるさいと注意された。
翌日、警察の人が来て注意されたので、きっと通告したのだろうと思った。
そんなおじさんとの関係を、五感を通した投影法でセルフリーディングして出た答えの通りに行動したら
今ではめちゃくちゃ優しい笑顔で挨拶してくださるし
うちの自宅の前の溝の工事費を全額負担して直してくれるほどの親切な隣人になったという話です。
絶対無理!と思ってたおじさんと、関係改善できた方法を書きます。
五感を使った投影法の
セルフリーディングでこの事を自分の心に聞きました。
「向かいのおじさんに文句言われない方法はありますか?」
この質問はあまりよくなかった。
受身で物事を捉えていると、人のせいにしてしまう・・。
自分がどう変われば物事が上手くいくかという質問に変えて再度自問自答。
どうなったら、一番良いのだろう?と自分に問う。
文句を言われなくなったら良いんだけど、そのためにはどうすれば良いか。
友好的な関係になるのが一番良いと結論に達し、
昨日までは思ってもみなかった質問を自分の心に投げかける
「向かいのおじさんと友好関係を築くにはどうすれば良いか?」
「カレーライス」の匂いがした!
そのカレーライスの匂いから連想するイメージを3つ書く。
1.一家団欒
2.しあわせ
3.おだやか
この3つの言葉からさらにイメージを膨らませる。
各家庭のお母さんが夕食の準備をしているのが、
窓の外からも感じられてあたたかい気持ちになる
家族のために料理を作ってくれる人がいる幸せを感じる
どの家にも日常があり、泣いたり笑ったりあるけど、
ご飯をみんなで食べるんだなぁと思うおだやかさもある
ここから、元の質問に戻って
「向かいのおじさんと友好関係を築くにはどうすれば良いですか?」の答えを
読み解いていくと。
向かいのおじさんを親戚だと思って、どんどん気さくに話しかけたり、質問したり、困っていることを相談したりすれば良い。
となった。
まさか、うそでしょ
あのおじさんに気さくに話しかけるなんて無理
正直こう思いました。
ところが3日後
チャンスが訪れました。
道でバッタリ会ったおじさんが、また車の駐車についてクレームを並べ始めます。
私はセルフリーディングの結果を思い出して
おじさんは親戚なんだ!と思いこんで、勇気を出してこう話しかけた。
「本当に迷惑かけてごめんなさい、車の止め方、困ってるんですがどうしたら良いでしょう?」
少し面食らったおじさんは仏頂面で「こうしたら良いのでは?」と提案してくれた。
『親戚のように相談する』
気がついたら私は亡くなったばかりの父の話をおじさんにしていました。
車の駐車が少しはみ出すようになったきっかけは、
父が一緒に住むことを想定して1階をリフォームしていたせい。
父は突然倒れて他界してしまい、用意した父のための部屋を使う事はなかったけど。
話をしているうちに、思わず涙がこぼれた。
私もまさかそんな話までするつもりはなく(最初から演技をしたわけではないんです)
自然の流れで父の話になり、
「泣かんでええやん」と慰めてくださった時のおじさんは本当に優しい声でした。
今ではおじさんは、地域の事で困ったことがあれば何でも相談に乗ってくださいます。
そう、まるで親戚のように!