カウンセラー、セラピスト、作曲家、作詞講座など
やりたいことがバラバラだと自分で困ったことがあった。
でも、今は自分のやりたいことの本質、突き動かされる理由に気づき始めている。
先日のフラワーセラピーで、
気付いたら、大きな花の影にかくれて見え難い小さな花や
まだ蕾で、美しさが発揮される前の花を選んでいたこと。
美しいく咲く百合の花には手を伸ばさなかった自分の心と対話してみた。
それは、私が小学校の教育実習生として、大阪市立のある小学校の5年生のクラスで
子ども達に囲まれていた時の話。
どこにでもある風景だと思うけど、教育実習生の私は休み時間のたびに
元気な子ども達に囲まれた。
押しつぶされそうなほど、みんな体当たりで集まってきて
「先生、好きな食べ物なに?」とか
「ねぇ、彼氏いるの?」とか
質問攻めで、大騒ぎ。
毎回そういうカンジで、集まる顔触れもだいたい決まっていた。
元気な女子がほとんどだった。
ある休み時間、ふと視線を感じて後ろを見たら、
大人しそうな男子の児童がこっちを見ている。
何か言いたそうな・・
あ、彼も私と話をしたいんだな
って思ったんだけど、元気な女子に囲まれて身動きがとれない。
そんな事を繰り返す毎日。
でも、彼がすごく気になって
どうしても、彼の話を聞いてみたくて、
休み時間、女子につかまる前に
彼に近づいて「ねぇ」って声をかけようとした瞬間
いつもの女子達に「ね~先生!!!」と囲まれてしまい、
結局、彼とは一度も話せないまま、2週間が過ぎてしまった。
私は、あの時の無力感を忘れられない。
あの男子児童の声を聞いてあげたかった。
話したくても話せない人、なかなか自分を表現しにくい人
そんな人の小さな消えそうな声にも耳を傾ける。
それが私のやりたい事(ミッション)なのかもしれないと思う。