作詞・作曲・編曲の仕事をしている私が、何故シンボリックの講座やセッションを行っているのか。
二束のわらじ?二兎を追うもの一兎も得ず?
悩んだ時期もあります。
実は10年以上前から、心理カウンセラーになる勉強をしてプロを目指し、その時は二束のわらじは良くないと、他人からの忠告を受け入れて、作曲家1本でやることに決めました。
その後、作曲した「東京湾アクアライン」で木更津市のFMラジオにゲスト出演したり、徳間クラウンレコードから作詞・作曲した曲がCDになり全国発売されて、カラオケで自分の歌が歌えるという夢も叶いました。
でも、私の心は、「人と触れ合いたい」と強く願うんです。
音楽制作は孤独な作業で、CDが発売されると多くの方の耳に届くけれど、一方通行でした。
私は1対1のコミュニケーションをもっとしたい、とにかく一人ひとりと深く付き合いたかった。
心理学を学び、延べ100人近くの方のセッションをしている時、深い喜びを感じました。
一人ひとり違う、その人の中にだけある本質のこたえ。それをお客様との共同作業で導き出しお伝えした時に、その方の顔がぱっと明るくなる、これはもう魂が震えるような感動でした。
そして、もうひとつ。私の魂が喜ぶ瞬間は、オーダーメイドの作曲をさせて頂き、その方の思いを形に出来たとき。
納品前に、出来上がったメロディーを聞いていると、いつも涙があふれます。
自分の作品に自分で感動する親バカのようですが、感謝の涙だと思う。
自分を褒めてるんではなく、歌詞の中のこの「言葉」には、この「メロディ」しかなかったなぁ、としみじみ感じる時、目に見えない存在が、そっとサポートしてくれたのを感じるから。
そして、そのサポートは私のためだけではなく、ご依頼下さった方のためでもあり、思いのこもった「言葉」がメロディーにのった時、もうそこには時がたっても色あせない形が残る。
そしてその形となった音楽は、心を癒すんです。
自作の曲を自分で聴いて、自分が癒される。励まされる。
作詞教室を始めようと思ったのは、この素晴らしい体験の扉にまだ来たことがない方をご招待したかったから。
自分の中にしかない、自分だけの本質の思いや願い、それを形にしようと動くとき、きっと現実も動き出すと思うから。
私にとっては、シンボリックのセッションも、オーダーメイドの作曲も、作詞教室も、講座も、ご縁がありお会いできる方が、本当の自分の望みや願いを見つけて、魂が輝き出すのが見たい、そのお手伝いが出来ることを私の魂が喜び、心が嬉しいから、やっているんだと思います。