WBC日米決勝戦、解説者の野呂いわく、
「決め球のスライダー、彼の投げるシュートは、特に外国人には効いている
アメリカでもシュート回転で手元で沈むシンキングファストボールというのがあるが、眉村のような右打者の胸元に切れ込むような剃刀シュートを投げる投手はあまりいない
肘や肩に負担をかけるボールですから」
シュートとは、比較的に速い速球で、投手の利き手の方向に曲がる球種
眉村は「剃刀シュート」と言われた事から、特に切れ味が鋭いのだろう。
シュートは、一般的に肩や肘に負担のかかる球と言われてるが、
解剖学と運動心理学では、一番負担がかかる球は「カーブ」と「スライダー」だと言い、シュート=肩肘に負担がかかるという考えを一蹴している。
スローイングは人間の体の作り上、必ず腕はシュートを投げる方向に動く。だからシュートは体に負担がかからない
スライダーやカーブは腕を逆にひねるため、負担がかかる。
※『桑田真澄 ピッチャーズバイブル』より抜粋
海堂マニュアルや眉村は、その理論を知っていたのだろうか
どっちにしろMAJOR世界では、眉村は『剃刀シュート』と『スライダー』がメジャーリーガー相手に、1番の武器になったようだ