モラハラチェック | 塚越友子(臨床心理士・公認心理師)オフィシャルブログ Powered by Ameba

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築地駅徒歩1分のカウンセリングルーム 東京中央カウンセリングの心理カウンセラー(臨床心理士・公認心理師)塚越友子が薬に頼らず「うつ」や心の病を治す方法♪&だれとでもうまくつきあえるようになる人付き合い上手になる方法♪を教えます♪

こんばんは

東京中央カウンセリング塚越友子です。

 

アメリカ心理学会のおすすめ記事を読んでいたら、

モラハラー言葉による暴力ーのサイン・潜在的なサインについての記事を発見しました。

 

モラハラー言葉による暴力ーは、DVの中でも見分けづらく、証明もしずらい暴力です。その上、身体的な暴力と同等の深いキズを追う暴力でもあります。

 

関係性の中に、モラハラを感じたら早めにその関係を断ち切ることが大切です。

 

といっても、なかなか、相談にまでこぎつけても、関係性を断ち切ることが難しい。

現場でいつも、歯がゆい思いをしています。

 

なかなか気づきづらいモラハラー言葉の暴力ーですから、記事で紹介されていた13のサインを一つのチェックポイントとして上げておきます。

(意味が通じやすいように意訳&解説も随時いれています。完全訳ではありません)

 

1彼に話す前に2度考える

通常の相手を思って言葉を選ぶというよりは、最新の注意をはらって言葉を選び、相手の激昂や口論を避けるために言葉を選んでいるのが常であるとき。

 

2口論(喧嘩)のあとに、強い罪悪感を感じる

普通でも、口論・喧嘩をすると気持ちは落ち込みますが、当たり前の自分の気持ちを伝えるための会話のあとに罪悪感や間違ったことをしたと感じるとき

また、自分の気持ちや意見を伝えると必ず彼が不機嫌になったり、お前は間違っていると言うときも、これはモラハラです。

 

3自分の気分の悪さをあなたのせいにする

モラハラ男は、議論をふっかけたのはあなただと見せかけたり、自分の気分の悪さはあなたのせいだとすることがとても上手。

彼があなたの行動を注意したときに、あなたのせいで彼が〇〇な行動をせざるを得なくなったというようならばアウト

 

4侮蔑的なよび名で呼ぶ

あなたのことを「おいバカ」「おたんこなす」やとても呼ばれたら不快になるあだ名で呼びつつけるようなときです。

 

5知性をけなす・軽く扱う

あなたの話をけなしたり、そんなことは知らないと主張する場合に、背景にあなたをバカにして自分が優秀だと満足している様子が見えたらアウト。

健康的なパートナーは、決してあなたを過小評価しませんし、お付き合いすることで自分自身に満足する感覚が増えてくるものです。

 

6からかわれる

じゃれる範囲でのからかいを通りこしているときです。たとえば、あなたがいようがいまいが、

あなたの友人・家族の前であなたのことをディスるなんてことが多くある場合です。

二人の間で起きるだけでなく、公の場でおきるときは要注意

 

7関心があるふりをしているだけ

見分けることが難しいですが、関心を装って実は侮辱しているなんて発言もアウト

健康を心配しているフリをして結局のところ「デブ」だと侮辱するような場合です。

 

8頭の中を操作されているような感じがする

これも自分ではなかなか見分けることが難しい、心理的操作を受けている場合です。

たとえば、「おまえが敏感すぎるんだ」「悪気があったわけじゃない、お前の受け止めがおかしいんだ」「そんなのを浮気って言うなんてお前は狂っている」などなど。

 

このセリフだけ取り出すと、えーそんなの気づくよ〜と思うのですが、会話の中で巧妙に論理のすり替えや屁理屈とともに使われると、なんだか私が悪いのかしら?と巻き込まれてしまうんです。

 

9言うこと・やることのすべてを否定する

「そうじゃない」「やり方がおかしい」「何を話しているのかわからない」「それは間違っている」などなど、やることなすこと否定してくる場合です。

 

10自分といてラッキーだという

俺と一緒にいられて幸せだと思え的な発言や、俺と別れたら二度と彼氏なんてできないという発言です。

 

11常にあなたが浮気しているという

これもよくあるタイプですよね。たとえば、絶対電話に出られない状況だと知っているにも関わらず、電話をして、なぜ出られないんだと怒ったりするアレです。

 

12いつも謝罪している

24時間365日彼を落ち着かせるために、謝っているなんて状況ですとこれは本当に危ない。

1の話すことを2度考えるとも似ていますが、常に謝罪していると「すべてが自分のせいである」と思い込みが強くなり、どんどん自尊心が砕かれていきます。

 

13自尊心は低いまま

理由もなく自信がないなと感じることが多くなってきたらアウトです。恋愛関係には浮き沈みがあるので、ちょっと自信がなくなるときはあれど、なんだかわからないけど、自分に自信がなくなってきたという状態です。

「自分が悪いからだ」と思うと自尊心が破壊され、自分にある価値や能力を感じとれなくなります。そして、彼との関係の中で自信がないと思っていたものが、日常生活全般において不安にさせるようになります。

 

 

だいたいの人がこの関係は健康的でないと気づいていると思います。

彼と離れたらもう二度と彼氏はおろか結婚なんてできないかもなんて皆さん恐れていますが

それもまた、10個目の彼らの言葉による暴力の結果です。

 

家族・友人・専門家のちからを借りて、関係から立ち去る努力をしてくださいね。

 

また、ご結婚されているパートナーがモラハラの場合には、DV防止法によって言葉の暴力もDVだと認められています。法的措置をとることも可能です。

でもまずは、近くの頼れる人に相談してみましょう。

日本は世界でも珍しいくらいに、シングルマザーが仕事を得ても貧困から抜け出せない国です。慎重に計画を練りつつ、自分のメンタルや子どものメンタルを守る必要があります。

 

自分と彼の関係性が健全なのか、不健全なのか詳しく知りたい人のために、今日は推薦図書もご紹介します。

 

 

一見、モラハラ男性のための本に見えますが、有名なドゥルースモデル「パワーとコントロール(力と支配)の車輪」にそって、何が暴力的な関係で何が平等な関係が明確に基準を示してくれます。

車輪の軸(中心)にいる男性がそのパワー(社会的な影響力、経済力、体力)により女性に影響を及ぼし、女性をコントロール(支配)しようとする。車輪の表面で見えやすい身体的暴力は、内側の見えにくい心理的暴力等と組み合わさることで、女性を支配する威力を増大させる。さらに車輪の外側には、男性の「パワーとコントロール(力と支配)の車輪」がスムーズに回転するよう助ける社会的な要因があることを示す。

 

彼やパートナーがいない時間に読んでみることをおすすめします。

 

 

記事が皆さまの何かのヒントになりますように!

 

 

今日も最後まで読んでくださった素敵なあなたに

たくさんの幸せがおとずれますようにあひる


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