性格にまつわる勘違いが人付き合いに影響しているかも | 塚越友子(臨床心理士・公認心理師)オフィシャルブログ Powered by Ameba

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築地駅徒歩1分のカウンセリングルーム 東京中央カウンセリングの心理カウンセラー(臨床心理士・公認心理師)塚越友子が薬に頼らず「うつ」や心の病を治す方法♪&だれとでもうまくつきあえるようになる人付き合い上手になる方法♪を教えます♪

こんばんはヒヨコ

東京中央カウンセリング塚越友子です。

 

性格にまつわる言葉の勘違いな使われ方

についてちょっとだけかきます。

 

世の中には、「あなたは●●タイプ」

というように、タイプ分けして性格傾向などを

分類することがとてももてはやされますよね。

 

その中でも、最近とみに混乱している用語の

使われ方が気になるので、、、

 

その言葉とは

「外向」「内向」

です。

 

外向的と内向的と聞くと思い浮かべる意味は

どんな意味でしょう。

 

外向的とは外交的・社交的という言葉と

リンクする人も多いのでは?

明るくて、活動的で、多くの人と仲良くすることが

できる性格ってやつですね。

 

内向的というと、内気とか人見知りという言葉と

リンクするでしょうね。

消極的で1人で閉じこもっている、引っ込み思案で

人と仲良くすることが苦手な性格。

 

でも、これ本来の使われ方とは違います。

心理学の本来の定義は、

 

外向性とは、思考が外の対象にむく傾向のことで

内向性とは、自分の心の中にむく傾向のことです。

 

もともとは社交性と結びついたことばでもなく、

そういった性格傾向として重視されたわけでもありません。

 

性格の類型を論じる心理学の歴史の中で、

人の比較的変わりにくい「気質」の部分として

ユングが重視した傾向が「外向ー内向」でした。

 

外向型の人は、思考・知覚・感情・行為などが、

外の対象によって決められ、

内向型の人は、主観的な要素によって決められる

という傾向にあります。

 

どちらが優れているというわけではなく、

どちらにも長所・短所があります。

 

もちろん、完全に外向型・内向型にすべての人が

わかれるわけでもありません。

 

これがタイプ分けをして人を理解しようとする

限界です。

 

直感的には理解しやすいし納得しやすいですが、

●●タイプに人を割り振ることはできません。

人はとても多面的で複雑な存在です。

 

複雑なまま理解を深めていくという姿勢があると、

理解される対象にとっては、自分のありのままを

受け入れてくれる存在としてとても貴重な存在となります。

 

心をつかむには、一番の妙薬でしょう。

 

簡単に人の性格を決めつけるような態度で人と

接していると、人間関係が深まらないとも言えますし、

すぐに思っていたイメージと違うということで

不信感が生まれたりする一因になるかもしれません。

 

遊びでタイプ論を楽しむのは、楽しいですが、

そこで相手を理解することを辞めてしまっては

きっと寂しい人生になるのではないかなと思います。

 

私は面倒臭くても、一人ひとりをしっかり丁寧に

複雑なまま理解していくことを大切に生きていきます。

人にとって表面的ではなく、深層で心地よい存在でいたいですね。

 

今日も最後まで読んでくださった素敵なあなたに

たくさんの幸せがおとずれますようにあひる

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