グッバイ・ヒーロー | 気紛れな心の声

気紛れな心の声

気がついたこと 不意に感じたこと とりあえず残してみようって^^…最近は小説化しているけれど、私の書き方が上手くなるように感想くださいね

グッバイ・ヒーロー (講談社文庫)
講談社
2013-09-13
横関 大

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《あらすじ》

「困っている人がいたら助けなければいけない。それが俺のルールなんだ」―ピザと音楽を愛する人気配達人“亮太”と、立てこもり事件の人質“おっさん”が運び届ける、謎と絆の物語。


《私的にコメント》

一つ人生にルールを持とう。それは特別なものでもなく、自分に架した一つのルール。

それに従い人生を謳歌することを選んだ亮太は、会社の宣伝のためにUPしたHPのおかげでピザ配達に指名される。運ぶ先は立てこもり事件の現場。そこに向かってくれと気軽に警官は言う。万が一にでも何かが有ればすぐに飛び込んで助けるからと。…でも、それって遅くない?とシュールな突込みを入れつつも「困っている」の一言に亮太は気乗りしないままに、現状へと乗り込んでいく。

売り言葉に買い言葉。自分の矜持に従い、亮太は勇気を絞り現状へと足を踏み入れた。

そこで亮太を待っていたのは…

用事は問題なく終わる。別の用事を頼まれたことをのぞけば、特に問題になるようなことはおきてもいない。ただ困っている人がいる。

ほっておくのは簡単だ。

でも、それって人としてどうなのだろう。

そして、犯罪者と配達人のおそらく長いだろう物語はいま幕を揚げる。