(漢詩)無 題(二十五)平凡者非凡云然平凡極 常非無人為優心為其辺包 平凡非凡と云う。然れば 平凡を極めよ。 常にあらざるはなし。人は 優心となりてその辺りを包む。 平凡だ非凡だというけれど、それなら 平凡を極めてゆけば非凡になるのだ。 この世のなかで変化しないものは 何一つない。(平凡とみえる日常でも つねにながれ、変化しているのだ) そんななかで、本当に芯からやさしい こころとなって生きてゆくとき、人間は、 はじめて自分のまわりをてらすことが できるのである。