業を浄めるという題を出しましたけれども
業というものは非常にやっかいなものでしてね、
本当に次から次から湧いてくる。
この間も質問があって、五井先生、なくなる
時に業を全部持っていくといって、後カス
みたいなものだと言ったけど、あれは嘘だった
のかというね、そういう質問がくる位、肉体の
人間というものは業を湧かせますでしょ。
業といったらちょっと言葉がきついけれども、
こうして欲しいああして欲しい、こうなりたい
ああなりたい、ね、そういうものもやっぱり
度が過ぎると業になっていく。それだけなら
いいけど、念になってね、そうして、その想い
というものはいつも申しますように
飛びますでしょ、飛んでいろんな所へ行きますよ。
例えば、皆さん気がつかないけれど、
眠ってる間に、自分の友達が死にそうだとか、
何か心配事がある、離れてる人がいるなんて
いうと、あなた方の霊体のね、一番動きやすい
ところへさあっと飛んで行って、そして、
その人の枕辺に行って慰めたり手を握ったり
光を与えたりして、さあっと帰って来る。
そういうことは皆やっているんです。ただ
それを気がつかないだけの話でね。
浄めてるんですね。
だけど、実際に業というものはやっぱり
生きている証かと思うくらい湧いてくるね。業
というものに把われても、もう把われたら最後
いっぱいになるでしょ。
(翌日に続く)