(前半の続き)
我々の生命というものは、何によって生かされ
てゆくかと言うと、それは神様の愛によって生か
されてゆく訳ですけれども、それを手助けしてる
のが守護霊さんで、守護霊さんというのは、
守護神さんと一緒になって、その神様の愛の根元、
愛の根元なんていうと又わかりにくいかもわから
ないけれども、その愛の元であるひびきに我々を
のせてく訳です。あるいは、愛という流れの中に
のせてって下さる訳ですね。で、私共の会では、
そのひびきとか、神様のひびきとか、神様の流れ、
愛の流れというものに、のりやすいっていいます
かしらね、一体化する為に何が一番いいか。
ずっと私が修行させられて、そこで受けとら
せていただいたのが、世界人類が平和であります
ように、日本が平和でありますようにという、
あの祈りなんですね。そして最後に、“守護霊
さん守護神さんありがとうございます“と言った
時に、守護霊さん守護神さんというのは、
ひょっとこう、私達の本心をあるいは霊体を
ですね、さあっとそのひびきの中へつれてって
下さる。のせて下さる。そうして、その祈り言を
肉体の私が、肉体の我が唱えると同時に、天界の
神界の私も同時に唱えると、神我一体になっ
てると、その時には、もう肉体の自分だけじゃ
なくって、天地貫(つらぬ)いて私というものが
あって、その私というものは、愛のひびきの中で
神様と一つになってるんだということなんです。
そして、そのひびきを手伝うというか、その
ひびきの流れにのせて、その光明をパーッと
振りまく、一番親しく、最後の最後までお手伝い
するのが守護霊さんですね。
だから、守護霊の愛というものは、これは
なまなかの愛じゃない。これはもう本当に
生命がけの、生命がけのと言ったって守護霊は
死にませんけれどね。死なないけれども、
その位の覚悟の愛なんですね。しかも、肉体を
経て来ているから、人間がどれ程悩んで祈って、
もうその想いがかなえられない、願いがかなえ
られない、自分はどうやって生きてったら
いいのか、家族をどうやってみてったら
いいのか・・・とかね。あるいは、商売がうまく
いかないとかね。そういう現実のことだけじゃ
なしに、精神的な面でも、自分はどうしたら
いいのかとかね。色々つき当たって悩んで、ぶち
当たって、もうどうしようかという行き詰まりの
どん詰まりのどん底の想いを知ってる訳ですよね。
知っているから、よけいにその光を
どうやったらこの人に出しやすいか。ひびかせ
やすいか。その人のことを知り抜いているから
こそ、守護霊というものは守ることができる。
そういう守り手に我々は守られている。そう
して、光のエレベーターにのって祈ってる。その
幸せを得ている訳ですね。
守護霊さんのことを言ってこのまま終わって
しまうと、じゃあ守護神さんはどうなんだという
ことに想いがいきますでしょ。ですから、守護神
さんのことも少し言いますと、守護神さんという
のはですね。守護霊さんというのは人間の経験が
あるから、人間の、我々肉体人間の色んな想いを
手にとるようにというか、それこそわかる訳ね。
一心同体になってるからね。その一心同体に
なりすぎて、疲れて、そうして、疲れた守護霊
さんのそのまた悩み苦しみね、それを又とって
くれるというか、さらに高次元の愛と光を注ぐ
というかしらね。そういうものですよね。
そうして守護霊さんを元気にさせて、又、
人間の為に一人一人の為に働かせる。
守護霊も守護神もいよいよ困った時にはどう
するかというと、私のところに来て、私が柏手
とか何とかでもって、ここで浄めて、ついでに、
ついでにっちゃあ悪いけども、肉体の人間の方
まで、皆さんの方まで柏手で浄めてる。そういう
今、日常なんですね。
神界という所は、想いが浄まってるとか何とか
皆イメージで言うけれども、やっぱり色々な高い
魂の人達がより集まって何を相談しているかと
いったら人間の進化なんですね。人間の魂が
どれ程今高まってるか。どんな所で今止まっ
ちゃってるか。悩んでるか。それを見ているん
です。人類世界というものを見ているんですね。
だから、どうすればいいか。それをどんどん
下に降ろしてゆく。下に降ろしてゆくというのは、
肉体人間の想いの中に降ろしてゆく、その
降ろしていって降ろしていって降ろしていった
先っていうのは、肉体人間の子供から大人、老人
に至るまで皆が唱えられる祈りといったら、
世界平和の祈りだから、これを昇ってゆく時に
何の苦もなくといったらあれだけれども、多少の
日常の苦しみはあっても、魂そのものは非常に
昇ってゆける。高いところまでくることができる。
スイッチを切りかえて、霊体そのものが、細胞
一つ一つまで喜びが満ちあふれることができる。
そういう祈りでもって救済してゆく以外にない。
そういう時代に今立ち至っている訳です。
だから神界というのはね、非常に全部が調和
している世界であると同時に、まだ調和して
いない世界のことを見て、検討してですね、
そうして、そこに誰をもってったらいいか。
平和が完全に完成する為には何が足りないか、
誰が行けばいいか、誰をどうすればいいかという
ことを常に考えている。そういう世界な訳です。
そこで、守護霊さんも守護神さんも、神界の
高次元なそういうものを想いをうけてですね、
そうして、愛情というものね、愛というものと
平和というものが完成に向かってゆく為に、
一歩でも二歩でもゆく為に、皆休みなく働いて
いる訳ですね。
だけども、そういうことを抜きにしても
というか、そういうことは忘れてもらっても
いいけれども、取り敢えずとも角も、守護霊さん
というものは、本当に人間よりも人間らしく
といったらあれだけれども、皆の生命が生き生き
する為にどうすればいいか、という事を休まずに
働いている。いよいよ駄目になったら、私の所に
やってくるけれども。しかし、人間を愛する、
心配する、その為に悩む。その想いというものは
本当に深い。その祈りも深い。そういうことを
心に留めて、守護霊さん守護神さんありがとう
ございます。というあの言葉を出して下さると、
倍にも二倍にも光が注がれてゆく訳です。
その時に、自分の中の本体が輝いてくる
わけです。
昭和63年5月5日
五井昌久