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あなたは、自分の思い込みや決めつけが、実際に脳にどのような影響を与えるか考えたことがありますか?

 

例えば、『自分は何をやっても成功しない』と感じるとき、その思考がどのようにして現実の行動や結果に影響を及ぼしているのでしょうか?

 

今回は、その辺りについて調べた事を書こうと思います。ニコニコ

  

不必要な思い込みや決めつけをしてはいけない理由

 

  思い込みと決めつけが脳に与える影響

私たちの思考や信念は、脳の神経回路に大きな影響を与えます。特に、ドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質が関与しています。

 

自分が興味・関心のある情報を見つけると、脳の報酬系が活性化し、ドーパミンという快楽物質の分泌を促進します。これにより、確証バイアスが形成されます。

 

確証バイアスとは、自分の信念や仮定を支持する情報を優先的に集め、それに反する情報を無視または軽視する傾向を指します。

 

これは無意識的に行われることが多く、個人の思い込みや決めつけを強化します。

 

   RASの役割と影響

 さらに、私たちの脳には網様体賦活系(RAS)という重要な機能があります。

 

RASは、自分の興味関心のある情報を無意識に多くインプットする「フィルター」のような役割を果たします。

 

思い込みや決めつけは、このRASに直接影響を与え、私たちの注意の焦点を変えます。

 

例えば、赤いワンボックスカーが欲しいと意識したとします。そうすると、その時点から、赤いワンボックスカーが目につくようになります。

 

あるいは、職場で新しいプロジェクトや重要な課題に取り組んでいるとき、そのテーマや関連する情報が目につくことが多くなります。

 

脳は、全ての情報を受け取っていると膨大な負担がかかってしまうため、RASという機能を使うことで、

 

無意識に自分にとって重要な情報とそうでない情報を切り分けることでシンプルな思考ができるようにしているのです。

  

  ネガティブな思い込みや決めつけが私たちにもたらす影響

 脳は、自分の興味関心のある情報には、ドーパミンという快楽物質を分泌するため、その情報を見つけるたびに喜び(快)が生まれます。

 

異なる情報があったとしても、その情報には喜び(快)を感じないため、そちらに目が行かなくなります。

 

また、脳にはRAS機能もあるため、自分の興味・関心のある情報を切り分けることで、それ以外の情報に目が行きにくくなります。

 

例えば、「あの人は悪い人」だと思い込むと、RASはその信念に一致する情報ばかりを集めてしまいます。

 

結果として、実際にはその人の良い面があったとしても、それを見ようともせず、その情報を排除してしまうのです。

 

また、興味・関心事がネガティブな事象の場合、その出来事を引き寄せやすくなります。

 

「自分は何をやっても成功しない」などと思えば思うほど、それを実感するような情報や出来事を目にするようになり、

 

「自分は何をやっても成功しない」という意識を確定させてしまうのです。

  

  中庸(ニュートラル)を意識する

 

思い込み決めつけによる悪影響をなくすためには、自分の思考パターンを見直し、極端な見方や偏見がないか気づいて、

 

意識的に異なる視点を取り入れる努力が必要になります。そうすることで脳の機能をバランスよく使うことができるようになります。

 

要は、思い込みや決めつけをしないことを意識することが大切になってきます。良い意味でグレーゾーン「中庸」を創ることです。

 

中庸とは、古代中国の哲学である儒教に由来し、極端な行動を避け、適度なバランスを保つことを意味します。

 

具体的には、『そうかもしれない、そうではないかもしれない』『どちらでもいい』というスタンスをとる事です。

 

中庸(ニュートラル)を創ることで、私たちは人や物事を一方的な見方ではなく多角的な視点でとらえ様々な情報を受け取りやすくします。

 

例えば、友人や家族との関係において、相手に対して過度に迎合することも、逆に自分の意見を押し付けすぎることも問題です。

 

中庸の立場を取ることで、お互いの意見を尊重し、健全な関係を築くことができます。

 

また、ニュースやネットの情報を受け取る際にも、不安や心配、恐怖をあおる情報を目にしたとしても、

 

中庸を意識することで、情報の視野が狭くなることを防ぎ、異なる視点の情報を目にすることができるようになります。

 

中庸(ニュートラル)を心掛けることで、極端な情報や意見から解放され、よりバランスの取れた生活を送ることができます。

 

さらに、小さな頃に両親や学校、教師から植え付けられてしまった常識、価値観、固定観念、自己への評価なども今一度見直すことをお勧めします。

 

人も物も常に変化します。昔の常識、価値観、固定観念、自己への評価など変わって当然なのです。

 

皆さんも日常の中で、中庸を心掛け、適度なバランスを取ることを意識してみてください。

 

それによって、より穏やかで充実した生活を送ることができると考えます。

 

最後まで、読んでいただきまして誠にありがとうございました。🙏🙇おねがい