これは、みっちゃんが小学低学年の頃です。



自閉症で言葉も出なく


気持ちを伝えるのが困難なみっちゃん。


今まで色々なこだわりがあり


中でも印象的なものの一つ


それは


ブレーカーのスイッチを落とすこだわりです。



これは、私が家から居なくなると必ず起こります。



ブレーカーは洗面所の上の方にあります。




何年か前にブレーカーが落ちて一時停電になった事がありました。



みっちゃんは急に真っ暗になり大興奮


その時は笑っていました。



ブレーカーを上げる所を見ていたのだと思います。



これがきっかけだったのでしょうか。



でも私が居る時は注意されるとわかっているみっちゃん。



賢いみっちゃんです。



私は買い物へ行くのにパパに留守番を頼む事がありました。



パパから聞く話だと


私が居ないとわかったら


洗面所へ行き椅子を台にして


ブレーカーを落とすらしいのです。



突然の停電にいつも驚かせられるパパとこっちゃん。



パパは洗面所の前に張り付いていなければなりません。



しかし、そうなると私は長時間


家をあけることが難しくなります。



年一回の友達との集まりです。


夕方6時から行きます。



さすがにパパも、私を行かせてあげたいと思ってくれて婆ちゃん(パパの母)を呼んでくれました。


婆ちゃんとパパが居れば何とかなるかな…


と思い、集まりへ行かせてもらいました。




そして皆んな2次会へ行きますが


携帯には着信が何度も入っていました。


パパからです。


私は2次会はやめて、帰宅しました。


それでも2時間もの楽しい時間を過ごせて嬉しかったです。



帰ると、やはり


婆ちゃんとパパと交代で洗面所に張り付いてなければならない状態でした。



そんな事もあり


洗面所に鍵を取り付ける事にしました。



パパがつけてくれました。


そうするとしばらくはおさまりました。



しかし、賢いみっちゃんです。



椅子を台にして鍵を開けてブレーカーのスイッチを落としました。



これは参りました。


でもこちらも考えます。


椅子も一緒に洗面所にしまい鍵をかけます。


しかし椅子じゃない物を台にして鍵を開けるみっちゃんです。


知恵比べの闘いです。



私は、そのこだわりが終わるまで


みっちゃんが居る時は家を出ませんでした。



結局、私たちの完敗に終わりました。



しかし年月が経つと自然に次のこだわりへと形を変えていきます。



洗面所の鍵は、今でもみっちゃんの成長の証として残っています。


https://youtu.be/1PW0R6oj26A



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