みっちゃんが2歳頃の時です。
初めて家族3人で外食へ行きました。
みっちゃんを子供用の椅子に座らせて
食事が来るのを待ちます。
みっちゃんは大人しく座っていました。
しかし聴覚過敏のみっちゃんは周りのざわざわとした雰囲気が耐えられなかったのだと思います。
しばらくして
「ギャーーーーーー‼︎‼︎」
びっくりするほどの叫び声です。
一瞬、店全体が静まり返りました。
シーーーーンという音が聞こえそうな程
周りは静まり返っていました。
その時、みっちゃんはまだ2歳で小さい事もあり
周りの方々は、笑いかけて下さいました。
その周りの優しさに救われ、ほっと一安心したところで
私と夫は、食事をお持ち帰りにさせてもらい
そそくさと店を出ました。
また叫び出したらどうしよう…という思いでした。
しかし車に戻るとにこにこ笑顔のみっちゃんです。
その頃は、聴覚過敏であった事も
何故叫んだのかもわかってあげられませんでした。
そんな経験をして
しばらく外食は控えていた時期があります。
それでも小学生になると
食べる事が好きになってきたみっちゃんです。
小学低学年の時は
食べたい気持ちと、早く帰りたい気持ちがあり
自分が食べ終わると
席を立ち上がり
帰りたいアピールをしていました。
その頃は、いつも急いで食べて帰るといったスタイルでした。
そして小学高学年になると
食べたい気持ちの方が強くなったのか
ゆっくりと食事が出来る様になりました。
今では一番最後までゆっくり食べるのがみっちゃんです。
こうして何年もかけて
一つ一つみっちゃんの中の枠は
ゆっくりと広がっていくのだと思います。
これからも、みっちゃんの視野が広がる様に
少しずつゆっくりと色々な経験を一緒にして行きたいと思います。
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