みっちゃんが4歳、妹こっちゃんが1歳の頃
ヘルパーを利用してはどう?
と療育現場の先生に勧められました。
家の中はいつも散らかり、他人を入れるなんて…
でも、そんな事を言ってる場合ではありませんでした。
私は色々な事を受け入れるのに時間がかかりました。
毎日毎日、同じ物しか食べないみっちゃん。
冷めると食べないので
一度の食事にレンジを行ったり来たり
多い時は7〜8回温め直し
最後はカリカリに焦げた食べ物を捨てていました。
常識からかけ離れた生活になかなか慣れる事が出来ず
心身共に消耗していました。
食事の時間が憂鬱で仕方ありませんでした。
そこで思い切ってヘルパーさんをお願いしてみました。
食事介助です。
みっちゃんは自分で食べれないので口まで運び食べさせなければなりません。
ヘルパーさんは、みっちゃんの様な子に慣れているので、どんな事も受け入れて、みっちゃんの事を肯定してくれました。
敏感なみっちゃんは手にご飯粒がつくだけで
嫌がります。
「ベタベタして嫌だよね、わかるよ」
「今日は、そんな気分じゃなかったかー」
一口食べれたら
「凄いね、かっこいいね。偉いよ」
みっちゃんの全てを受け入れるヘルパーさんを見て
私は今までの常識を取っ払いました。
みっちゃんは、みっちゃんでいいんだ。
ヘルパーさんを利用する事で、みっちゃんはそのままでいいんだと気付く事が出来ました。
そこから少しずつ私の気持ちも変化していきました。
偏食は一人一人、程度も理由もそれぞれです。
その中の一つとして見て頂けると幸いです。
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