3ヶ月の予約待ちだった小児心療内科

 

 

ついに受診の日が来ました。
 
 
私は3ヶ月の間、自閉症について自分なりに調べたつもりでした。
 
 
心の準備は出来ている。
 
 
みっちゃんを連れて病院へ行きます。
 
 
色々な質問をされて私が代わりに答えます。
 
 
医師は、みっちゃんの様子を見ています。
 
 
私は、軽度の自閉症かアスペルガー症候群だと思っていました。
 
 
そして医師から言われた言葉は
 
「残念ながら自閉症です。」
 
 
 
え?残念?
 
残念なのだろうか…心がズキズキと痛みました。
 
でも私は笑顔で「あぁ、やっぱり」と答えます。
 
 
そして追い討ちをかける様に医師は言いました。
 
「一生喋れないかもしれないよ。」
 
 
 
私は頭が真っ白になりました。
 
 
帰りの車、私は「無」でした。
 
 
気付いたら家に着いていて
 
時間が止まった様な感覚です。
 
しばらく何も考えられませんでした。
 
 
沢山の患者や、その家族を診て来たであろう医師から
その様な言葉が出るとは想像もしていませんでした。
 
 
そして後々になってわかった事は
当時その医師は何かの病気を患っていたという事。
 
 
しかし、この様な1人の人間の人生がかかっている大きな決断を告げる時、不安を仰ぐ言い方はどうなのだろう。
 
 
結局、医師も一人の人間だという事です。
 
たまたま居合わせた時期が良くなかったのだと
後になって、思いました。
 
 
 
しかし今では泣いた分だけ強くなり
大きく成長している自分がいます。
 
 
世界にたった一人の可愛い我が子
 
これからも長い人生一緒に大きくなっていこうと思います。

 

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