↑前回の記事


今、一人で東京の自宅に戻っている。

明日からまた仕事が始まる。


なぜか分からないけど、私が辿ってきた道をここにアウトプットする必要性に駆られている。


暇を見つけては文章を打ち込み、下書き保存している。



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今回は、働き始めた職場の先輩、猫さん(なぜ猫さんと呼ぶのかは過去記事 参照)


がただの先輩から気になる人になるまでのことをつづろうと思う。


最初は私は週2のみの出勤で、猫さんに会うのは週に一度だけだった。(のちに夏ごろから週3に)


意識もしていなかったし特に何も感じていなかったから、会うのがその位の頻度でもさみしいなど全く思わなかった。


ある時、店長から「彼は持病があるから休むことがあるかもしれない。急に出勤をお願いすることがあるかもしれないけれど大丈夫ですか」と言われ、私は「全然構いません。いつでも言ってください」というような返事をしたと思う。


(そっか、猫さん病気がちなんだ…。助けになりたいな。早く仕事を覚えてこのお店の役に立ちたい。)このように感じた。


一緒に働いている人のプロフィールは気になるところではある。 歳がいくつで兄弟が何人、どこの出身、実家暮らしor一人暮らし?とか。ただ、同じ時間帯に働く人は皆男性ということもあり、人見知りもあり働き出して半年経っても私から他のスタッフへプライベートなことを訊くことは避けていた。


特に彼に病気のことを訊ねるのは、とても悪い気がして私からは訊かなかった。気にはなるけど気にしていない振りをした。


その代わりといって良いのか分からないが、猫さんは今では考えられないほど私にたくさん話しかけてきた。

時に自分のことを話してきた。

からかってくることもあった。←コレ今では本当に信じられない😂


私が夏休みをいただく期間があった時には、「○日から○日まで居ないんですよね?」的なことを日を分けて2度ほど訊いてきたこともあった。


その時はピンと来なかったのに、家事をしていてふと「あれ?もしかして猫さん寂しいのかな??」なんて壮大な、勘違いも甚だしい考えがひらめいたりした。


その時すでに私は、彼のことを考える時間が増えていた。それが昨年7月のこと。


時をそれより少し前に戻す。


5月後半から6月前半くらいだっただろうか。朝がた、唐突に夢に猫さんが出てきた。私はなぜか彼の右肩に頭をもたげていた。とてもリアルだった。どちらもお店の服だったし驚き


うっわー💦いや、なんで?別にそういう気持ち無いんだけど…驚き


その日仕事で会って後ろ姿を見た時、内心めちゃくちゃ気まずかった。


6月下旬たまたま私の誕生日、幼稚園の頃のママ友と3人で飲みに行った。その時に働いていないママ友から「やっぱ職場とかでかっこいい人とかいる?」と訊かれ、別の友人が「ないよ、そんなのー」と返しているそばで、私はなぜか彼の事が頭に浮かんだ。


友人には気になる人がいるとは言えなかった。

なぜ猫さんが今頭に浮かんだの?ん??

私、気になってる?えー…。


当時猫さんに対して私はこう思った。「たぶん心から彼を信頼してるんだろうなあ。私は彼を慕っていて、彼みたいに仕事ができるようになりたいと思ってるんだな。」


好きとか気になるとか認める訳にはいかなかった。だって私は既婚者だから。


その後7月初めだったかな。会社から従業員へ支給された商品を一人ずつ持って帰って良い期間があって、私はすでに持って帰った後だったのだけど、猫さんと一緒に仕事をした日に帰ろうとしたとき、彼は自分の分を私にくれた。「お子さんにどうぞ」って。


飄々としていてそんな事をするキャラには失礼ながら見えなかったので、すごく驚いたのと同時にとても嬉しい気持ちになったのを憶えている。


昨年の盛夏辺りには、彼を推しメンと位置づけるようになっていた。これは本気の好きでは全くなく、推しのメンズなんだ、と。



夫がいる身で他の人に恋をするわけにはいかなかったので、必死で得体の知れない気持ちを別でカテゴライズしていた。


しかし、夏も終わりかけ季節が秋に移ろうとしている頃、それも限界になっていた。


会えるのが嬉しい。胸がドキドキする。


これを否定するのはむしろ、自己否定へ直結することだと感じ始めていた。なので

自分の気持ちをまずは受け容れることを心に決め、でも何があっても夫を傷つけないようにしなくては、隠し通さなくてはと思っていた。


連絡先を知りたい、猫さんをもっと知りたいという気持ちが押し寄せるが、それも絶対にやってはいけない。まだ心にはそう決めていた。


つづく