浄化が続いています。
久しぶりに旅猫で見た空への旅立ちに
悲しみが引きずられたままになって
薄ぼんやりと過ごしていましたが、
ふと道化師のソネットをYouTubeで
聴いてみました。
4回も5回も。
涙ポロポロ。
道化師のソネットというのは、
サーカス団を撮影しているうちに
子供も大人も笑顔にするピエロに惹かれて
ピエロに転身、でも興行中に転落死
してしまった青年に捧げられた歌です。
旅猫といい道化師といい、
やっぱり「死」はどうしようもなく悲しくなって
苦手です。
私は転落死したピエロのクリちゃんに
聴いてみました。
「あなたを思うと悲しくてたまらなくなる。
それでもあなたは悲しむよりも笑っていて
欲しいと思う?」
彼は「もちろん!」と即答でした。
「無念ではなかったの?」
と聞いてみても
「僕のことはもう終わったことだから」
と。
寸分も揺らがない強さがありました。
どこまでも静かでした。
「あなたは何て強いのでしょう。
どうしてそんなに強いの?」
とびっくりしてしまいました。
彼はこんなことも語りました。
「僕のことを悲しいと思うのは、
あなたの中に悲しみがあるから。
もしもあなたの中に悲しみが
一ミリもなかったとしたら、
僕のことを悲しまないと思うよ。」
「そうかな・・・」
と私は半信半疑でしたが、
「きっとそうだよ。」と。
それからしばらくして、
「僕は幸せだったんだよ」
と静かにいいました。
ひとつひとつ言葉を置くように
本当に静かな穏やかな語り口で。
温かくて癒される語り口で。
旅猫の悟くんも幸せだったと言うかも
しれません。
私にはその感覚は分かりません。
もしかしたら、心のおくーの方に
「分かりたくない」と言う抵抗が
あるのかもしれません。
でもそれはそれでいいと思っています。
無理にわかろうとしなくても
わからないことはわからないままで。
無念の死を遂げた魂もいるでしょう。
でもどれだけ無念だったか、
その氣持ちもわかりません。
全てをわかろうとするなんておこがましい。
「わかろうとする」その努力だけで
充分ですよね(●´ϖ`●)
自分の氣持ちだってわからないんだもん。
やっぱり、シンプルだけど一番大事なことは
「笑うこと」なのかもしれません。
自分のために笑うこと。
哀しみを抱えた人は本当に大勢いて、
私もその悲しみを少しでも溶かすことができたら・・・
と事あるごとに思ってきてはいるのですが、
どうも私自身が悲しみの沼に
時々どっぷりはまりこんでしまって、
人どころではないという恥ずかしい有様です。
自分のために笑えてません。。。
だけどそれだけ深く大きな悲しみが横たわっている
と言うことかな。
まだまだ人に寄り添うにはてんで力不足です。
もっと自分に寄り添う必要があります。
でも私が私の悲しみを溶かしていく事で、
誰かの悲しみもきっと溶けていく。
この悲しみは誰かの悲しみに繋がっている。
そう思えるから
どんなに重たくても苦しくても向き合うことが
できます。
それが私なりの道化。
人のために苦しみを背負うことも厭わない道化。
このグダグダが誰かの悲しみを溶かすことになるのなら
喜んでグダグダになります。
この記事にも、悲しみを溶かすエネルギーを
いっぱい充填しておきますね。
ハートを開いて、感じてみて❣️
みんな悲しみを溶かすために生まれてきたんだよ。
笑顔になるために生まれてきたんだよ。
こちらも💕