まだ「ごめんなさい」が拭えなくて、
助けられなくてごめんなさい
何もできなくてごめんなさい
一緒に生きましょう
と言いました。
男の人の穏やかな声で
ごめんさいは違うな・・・
と聞こえました。
じゃあなんと言えば?
と尋ねると
ありがとう・・・かな
と。
それから女神のような方の
穏やかな声がしました。
あなたのせいじゃない
誰もどうすることもできなかったのよ
もう自分を許してあげて
幸せになってね
私たちは生まれ変わって
それぞれ懸命に生きているから
もう大丈夫
私たちの分まで幸せになってね
それで氣がつきました。
私がみんなの笑顔を望むように、
みんなも私の笑顔を望んでいたことに。
それからふと
さだまさしさんの「償い」のことを
思い出しました。
高校生の時目の前でこの歌を聴いて、
ゆうちゃんが許されてよかった!と
胸がいっぱいになったこと。
ゆうちゃんに自分を重ねていたのでした。
自分もあんな風に許されたい
という氣持ちがあったから、
自分が許されたようで嬉しかったんです。
よくわからない罪の意識がいつもありました。
一時期それが強くなって、外に出るとコソコソ
してしまっていた時がありました。
私は許されたのですね
ふとそう漏らすと
ばかだね、初めから罪なんてなかったんだよ
幸せになるんだよ
今までよく頑張ったね
今度はおばあさんのような声でした。
今度はおじいさんのような声。
ありがとう、プリンセス
そう言われて私は驚いて聞き返しました。
プリンセス?
そうだよ 私たちの宝物さ
胸がいっぱいになってまた涙が出ました。
そんな優しい言葉、生まれて初めて
かけてもらった!
というと
それはそうだろうね
自分で自分を裁いていたのだから
と言われました。
私が一人ぼっちになったのは
悟くんと同じ小さな時だったことを
思い出し、
悟くんは私だったんだ
と思いました。
プリンセス💕
そう呟いて、
言葉の響きが嬉しくて
おかゆちゃんみたいにエヘヘヘヘ
ってなったら、
よかった、笑ってくれて
と言われて、
あ、セミオくんとお何じだ!
あ、おかゆちゃんと同じこと言ってる!
と思ったのでした。
プリンセス、あなたは私たちの大切な宝物なんだから
笑っていてね
あなたの笑顔が私たちの喜びなんだから
もう一度そういってくれました。
そして「あ!」となりました。
1人で全部背負って辛かったね
荷物下ろしてあなたのためにも