こんにちは。亀有【ひかり接骨院】院長の生方一です。
前回は上肢の動きとその名称を大まかに解説いたしました。
http://ameblo.jp/hikari-sekkotsuin/entry-12149680443.html
今回はそれらの動きを根底で支える「関節」について
解説いたします。
まず、関節の大まかな構造です・・・
上の図のように関節とは、二つ以上の骨が互いの関節面で
向き合い、滑り動くように出来ており、関節を構成する骨を
関節包・靭帯などの組織(図中の青い組織)が繋ぎ留め
筋肉・腱(図中の赤い組織)が収縮する力で骨を引っ張ることで
関節の動きがなされるのです。
前回のブログでは「屈筋・伸筋」という分け方をお伝えしましたが
これらが関節の動きを現出するときに顕れる現象があります。
それは「拮抗作用(きっこうさよう)」というものです。
これは例えば・・・
この図の青い矢印のように筋肉が収縮することで
赤い矢印の動きが現出される訳なのですが
肩関節の屈曲の際には屈筋、伸展の際には伸筋の
力だけの作用では屈曲・伸展の動きが際限のないものと
なってしまい、ちょうど良いところで止められないばかりか
関節がはずれてしまうことにもなってしまいます。
そこで関節の動きをその状況に合わせ、必要に応じて
調整する必要が生まれます。
そこで次の図です。
青い矢印に対して、緑の点線矢印のような力で
関節の動く範囲を必要に応じて調整するのです。
このような作用を「拮抗作用」といい
このような作用をする筋肉のことを「拮抗筋」といいます。
上の図のように、肩関節の屈曲に対しては「伸筋」が、
伸展に対しては「屈筋」が調整を加え、拮抗筋として
作用します。
通常何もしていない時には、屈筋も伸筋も弛緩し、
拮抗作用などする必要がなく、
例え歩いている時であっても、きちんと「軸」の通った状態なら
必要最低限の筋力と、それに対する必要最低限の拮抗筋の力
だけで済みますし、それによって関節面も偏ることなく
バランスが取れている(下図)のですが
「軸」の通らない動きや状態が習慣化してしまうと
屈筋・伸筋の筋力や伸張性などのバランスが崩れ
関節面の偏位が起こるのです(下図)。
このような状態に陥ると、その動きや状態における主動作筋
の無駄な緊張が高まるだけでなく、それに対しての拮抗筋の
緊張も相乗的に無駄な緊張を高め負のバランスを取らざるを
得なくなるのです。
これにより関節の滑動性が失われ、脱力が全く出来なくなる
のです。
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