こんにちは。亀有【ひかり接骨院】院長の生方一です。
最近作成にかかっていたチラシが何とかこのような形に
仕上がりました^ ^
このデータをプリントパックに発注して
久しぶりにポスティングをしようと思っております。
さて今回のブログタイトル「水を差す」ですが・・・
よく、○○ヒーリングとか○○整体などの宣伝広告等で
施術前・施術後のこのような比較写真を目にしますね・・・。
上図のように
「施術前は猫背だったのが、施術後は姿勢がシャンとしました」
「施術後はちゃんと軸が通っています」
等々・・・。
今回はこれに水を差してみます。
まずどうしても気になるのが、施術の前後どちらも
「気を付け!」の姿勢でしかないということです。
これからお話を進める上で、最近読者になってくださった方々は
事前にこちらを読んでくださると理解しやすいかと思います。
http://ameblo.jp/hikari-sekkotsuin/entry-11924007315.html
そして次の図をご覧下さい。
こちらの図(左)の点線は、足裏の●に重心が落ち
骨盤などの位置関係も本来の状態にある時に通るはずの
「軸」をしめしたものです。
この図では「軸」よりも身体全体がかなり前方へ偏って
おります。
そして前のめりになるのを防ぐ目的で、足先に荷重しながら
踏ん張り、肩をいからせ腰を強く反らし、身体を後方へ
引き戻そうとする筋肉の緊張で姿勢を維持しようと
するのです。
では次に、施術後(右)の図における「軸」と肉体の
位置関係を示してみます。
左の図と較べると顔を中心とした上体が起きています。
この現象をもってほとんどのヒーラーやセラピスト達は
「姿勢が整った!」
「軸が通った!」
と自画自賛するのですが、ちょっと(いや、かなり)違うのです。
確かに頭部から上体の途中までは「軸」が通った状態に
近いですが、それ以外は施術前と何ら変わりません。
要するに、若い頃のように「パワフルな気を付け!」が
楽に出来るようになっただけに過ぎません(下図)。
左は若い頃の「気を付け!」、右はもう少し歳を重ね
踏ん張ることに疲れた状態での「気を付け!」ですが
ヒーリングやセラピーを受けた結果、施術前よりも
元気になったので、再び(一時的に)若い頃のような
無理の効く状態になっただけです。
「軸」は相変わらず通っておらず、上体がのけぞっている分
腰はむしろ反りが強くなっていることが多いです。
で、こちらの図ですが・・・
更に右側の図、これが「軸」の通った状態です。
赤ちゃんが初めて自力で立ち上がった状態はまさにこれ
ですし、その後も幼稚園や小学校で「気を付け!」を
刷り込まれたり、周囲の大人たちが余計なことを
吹き込まない限り、この姿勢を基本として成長して行くのです。
何より大事なのは、この姿勢で「軸」が通った状態では
肉体的に理に適っているだけでなく・・・
高次元のエネルギーがこのように、まるで天地を貫くように
流れ込み、循環していくのですが・・・
「軸」が通っていない状態では、こんな感じで終わってしまう
のです。
施術を受けた後で上体がのけぞっているのは、
高次元のエネルギーが「軸を通そうとしている」から
なのであり、この状態でも施術前に較べとても軽やかで
頭が斜め後方へ引っ張られるように上体がのけぞる
という経験が出来るため
「すごい~~~~(*゚▽゚*)!!」
となるのですが、ここで終わりにして、また何かあったら
これに頼ればいいや・・・というのでは勿体無いのです。
ここから先は本人が具体的に自分の立ち方と向き合い
変えていくことに取り組まない限り進めないほど
幼い頃に刷り込まれた概念・観念というものは強く
根深いのです。
幼い頃、まだ理に適った立ち方・歩き方をしている時には
それが当たり前であり、いちいちそれを「概念化」していない
ので、
「気を付け!=良い姿勢」
という概念を刷り込まれ、それを忠実に実行していく中で
それ以前の「理に適った在り方」というものは
記憶の彼方へ・・・どころか、まるでなかったことのように
されてしまっているのです。
ですからこの「ブラックボックス」の中身と向き合い
これらをまたいちいち「概念化」して納得した上で
体感することをしなければ、取り戻すことが出来なくなって
しまっているのです。
ひかり接骨院での私の施術は、「ここから先」にあなたを
案内して、本来の自分自身を取り戻していただく目的を
帯びたものなのです。
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