こんにちは。亀有【ひかり接骨院】院長の生方一です。


このブログで、これまでも何度も書いていますが

ほとんどの現代人は、何事においても「形」から入る

傾向があります。


これ自体は何の問題もありません。


何を覚えるにしても「形」や「手順」を覚えることは

大切なことです。

しかし形や手順を覚えただけで良しとしてしまう人が

ほとんどです。


現代人はこのような人がほとんどであるため、

コミュニケーションが非常にしんどくなっています。

物事の繊細な部分が全く伝わらないのです。


形や手順を覚えた後、更に物事を深める方向に行ってほしい

のですが・・・。

7p-01.jpg

上の図は左から、形や手順を覚え→その物事の中心的な感覚に

気付き→その中心的な感覚から派生した「軸」を認識する→

拡大した中心的な感覚と軸に完全に委ねる


という展開を示したものなのですが、この過程で

本当に様々なことを経験し、わずかなニュアンスの違いが

後の結果に大きな影響を及ぼすということを「身を持って」

思い知るのです。


ところが形と手順だけで物事を完結させてしまっている人は

この過程を経験していないので、話が全く噛み合わないばかりか

そもそも形と手順からしてデタラメなのですが、本人は

その形と手順に自信を持ち悦に入っているため、

全く人の話を聞かないのです。

そしてこのような人たちは「自分の流儀」を他者に教えることが

大好きなことが多いため、その次の世代の人たちに対して

多大なる害悪を垂れ流すことになるのです。


このところ、いくつかの職種の人達と話をする機会があった際に

全員がこのようなことを言っておりました。

どの職種でも、技術のきちんとした継承が出来ないようです。


もちろんそれは、接骨院・整骨院でも同様です。

学校にも通わず、ただ単に「その院」で2~3年働いている

だけで「その院」の偏った流儀しか知らない若いスタッフに

20年以上の経験を積んだ資格持ちのベテランが

「新入り」として入ってくると「あれはやるな!これもやるな!」

とプレッシャーをかけられ、おさえつけられるような腐った業種に

成り下がってしまったのです。


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