こんにちは。亀有【ひかり接骨院】院長の生方一です。


柔道整復師としての仕事をする上で最も大切なのは

やはり「脱力出来る」ということだと思います。

昨今の柔整師の掌を触らせてもらうと、軒並み緊張で

ガチガチになっております。

触らなくても判るくらいに、みずみずしさのない質感が

伝わって来るのです。

そのような術者たちは慰安のマッサージ以外何もせず、

それゆえに繊細な感覚を駆使して身体の微調整を行う

といったことが要求されず、むしろ施術中に患者と

世間話で盛り上がったりと、せっかくの繊細な感覚を

患者が感じ取ることに対して妨害までしているのです。


その施術者のレベルがどの程度のものか知りたいのなら

掌を触らせてもらうと良いでしょう。

緊張が抜けずに硬くなっていたり、見た目で「みずみずしさ」

が感じられないのなら、「力任せ」で業を為すというレベル

であるということで、繊細な作業は出来ないはずです。


この仕事は(というか、どんな仕事でもそうであるはずなの

ですが)繊細さがなければ大したことは出来ません。


具体的にどのような局面で「繊細さ」が発揮されるのかと

いうと、例えば「脳梗塞・脳内出血等」による麻痺の

患者のリハビリの際・・・この患者が「上肢の弛緩性麻痺」

を患っている場合、弛緩性なので力が全く入らず上肢(腕)は

ダラ~ンと垂れ下がったままで、自らの上肢の重さで

肩の関節が外れてしまう
ということがよくあります。

このような状態の人にリハビリを施す目的としては、

これは各施術者のレベルによりやれることも変わってくる

のですが、私の場合はやはり自分の上肢の重さで脱臼しない

程度の筋力回復から
目指します。

弛緩性麻痺ということで力が全く入らないのですが、

それをどのように「筋トレ」するのかというと、やり方は

それなりに色々ありますが、最初のうちは本当にかすかな

筋収縮しか起こりません。


そしてこのかすかな筋収縮を術者がサポートを加える

ことにより具体的な関節運動に変換して、患者の「動かす」

という意思で関節が動くという現象を創り出します。

例えば、患者が上肢を挙上するのに必要な力が100に対して

患者の筋収縮による力が1しかないとすると、患者の1の力に

術者が99の力をサポートすることで「上肢を挙上する」という

運動を完結させるのです。


このとき注意することは、術者が患者の上肢を「持ち上げて

やる」のではなく、あくまでも患者の1の力が作用を全う

出来るように「上肢の重さを軽減」しながら、患者の1の力が

「軽減された上肢の重さ」を牽引し挙上しているということを

術者自身が全身で感じ取るということで、決して必要以上の

力をサポートしたり、患者の運動の方向性を阻害しないこと


です。

このかすかな収縮を術者が感じ取るためには「繊細さ」が

必要であり、この筋収縮で起こるほんのかすかな緊張よりも

はるかに強い緊張感を掌や指に漲らせているようなレベルでは、

このかすかな変化を感じ取ることが出来ないのです。


このような手順を経て、私がリハビリを手がけた患者は

約3ヶ月で、自力での挙上が出来るようになった例が

あります。

そしてこのような向き合い方で施術をしていると、

術者自身の感覚もどんどん研ぎ澄まされ、筋収縮意外にも

色々な情報を得ることが可能になり、その人の抱える

症状の真の原因なども直感的に理解出来るようになり

人間の本質とは「靈主体従」であるということの意味が

理解できるようになるのです^0^


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