伝統と創造 | アルミホイール修理の光

アルミホイール修理の光

大丈夫 心配するな なんとかなる
一休禅師




【VT BASS DI】

先日、久しぶりに HPのblogを更新したので(^^;    アメブロでは  今回は施工とは まったく 関係ないおはなし



4枚の 使い捨てカイロ
使い終わった物は 中身を 庭にまいてるので(少量であれば 鉄分が入ってるので よいらしい)  捨てずに ストックしてますが
今朝 出掛けに 間違えて 新しいのを ストックして  前日の物を ポケットに(# ゜Д゜)

ホイール洗って 冷え冷えの手を 暖めようと 握っても・・・      冷たい?
感覚がなくなる程 冷えてるのか???

帰宅したら ほっかほかのカイロが棚に(T_T)


ここから 本題   今回のタイトル
【伝統と創造】

【ヒダノ修一model-0  35Φ】

昨年末の TVで 『ぶっこみ ジャパ・・』その道のプロ?が 海外へいって
ニセジャパンな店舗などに 日本人の伝統文化を伝授する なる企画の番組 見てたら

和太鼓の企画で なんか うそくさい おっさんが 出てきて (その時点で もう ダメ)

アメリカの おばちゃん達に 本物はこうだ
と      

これ 見てて  感じたのは  おばちゃん達のほうが  

本物  や!  と


楽しんでやってるし    一生懸命だし
全然知らない 太鼓を 自分達で 作って・・

本物の くりぬき胴の 太鼓を 見た時の
あの うれしそうな顔(>_<)
まさに 音楽の原点

残念ながら おばちゃん達が 和太鼓を打つ 姿は ありませんでした。

終始 えらそうな おっさんが 覆面して これまた 『どや〜』と 披露
伝統文化が きいてあきれるわ(-_-)
[個人的な感情が入って すみませんm(__)m]

打ち方も サウスポーで 変だし

と 調べてみたら    有名どころの 大将


伝統だと 言っておられましたが
太鼓にも 色々あって どれが 正しいとか これが 普通とか なんて なくて

ただ 多く 普及してる 打ち方 奏法は

(複式複打は 小口大八 先生  『御諏訪太鼓』 が考案)

林 英哲 】さん
この方が やってこられたのを まねてるのが ほとんど

大太鼓に 正面に立ち  客席には背を向けて
真正面で 打つ

このスタイルは 林 英哲さんが 日本の伝統的な打ち方(左肩を前にはすに構える)だと
小柄な為 上手く 打てない   なんとかしたい

じゃあ 正面に 立てば 良いだろうと

今では  大太鼓は 皆 正面打ち


前述の番組で 気になったのが
和太鼓は 『真ん中を 打つ』  と
これが 当たり前や〜  みたいな

確かに  八丈太鼓 みたいな 独特な打ち方で 真ん中を 打つ 伝統的な 太鼓もあります。

が     両手で 打って   真ん中  
打ち にくいんです。
しかも 音が つまる



2尺以上の 太鼓になると 皮(牛)の真ん中に
背 (縦の筋)が あるので 真ん中は避けます。

実際に 打つと わかりますが

黄色の◯ 部分  ここが 一番 いい音 します。

曲や奏法によっては わざと ど真ん中 打ったりしますが  基本には この◯部分

浅野太鼓さんが 昔 だしてた
『たいころじい』という 冊子があって

その中で 太鼓の音を科学する みたいな
企画が あって  どこを 打つのか

科学的に 解明されてました。
共鳴 共振 です。

自分でも いろいろ 試行錯誤して
目をつぶって  打ってゆくと

ここだ!    と 感じた 場所が  黄色◯部分でした。(先輩の打つ姿や 太鼓の打面を見てたら やっぱり ここでした)

たいころじいを見たのは  ずっと 後でしたが(T_T)

最初は なにもわからず ホームセンターで買ってきた 丸棒を 切って持参

やっぱり 違うので 先輩に頼んで 受注品

握りやすさ 振りやすさ 重さ かなりこだわって   一番は 音 (゜ロ゜)

径も 33〜36Φ 長さ 材質  はては テーパーなど  あらゆるパターンを試しては 作り
太鼓屋さん並の 本数になってました。

でも・・・    やっぱり その道のプロの方々は凄い
いきつくと サイズ、径、長さ 、材質は
決まってくるんです。

ヒダ修モデル  これが いちばん しっくりきました。 私は 手が小さいので  英哲モデルだと ちょっとだけ 太い(>_<)



【カマツカ材 テーパータイプ】
これは ネットで見つけた 九州の 太鼓バチ職人さんの 特注品     他のバチを注文した際に   無料で いただけました。

残念ながら ある時の演奏で 他の団体さんが 間違えて持っていってしまい  1本しかありません。   当時はまだ 今みたいに 携帯もここまで便利でなかった為  職人さんの連絡先は わからなくなってしまい 手に入りません。カマツカ材 で バチに使える様なサイズは めったに手に入らない様です。

仕事でも   相変わらず   こだわりすぎて
色んな 機材 試してますね〜


どんな分野でも伝統文化も 大切ですが

創造  これが ないと 進歩がないし
また 正しい伝統も 伝わってゆきません。

特に 職人気質な 職業や文化

『見て覚えろ』『見て盗め』『体で覚えろ』 など    口伝 では 身に付くまで 何年 何十年も かかります。

私も 太鼓の時が そうでした。
ドン   ズドン  ド〜ン  打てるまで 何年もかかりました。

でも 次の方々にお伝えする際に
自分が経験してきた事、やり方 事細かに 丁寧に 教えてゆくと

あっと ゆうまに 上達して しまいます。


たしかに 細かい部分を 伝えてゆくのは
難しいです。

でも ちゃんと 伝え続けてゆかないと
伝統も 途切れてしまいます。

ある番組で どこかの大学の教授が
職人さんの 技(動きや力加減)を 科学的に
伝承してゆく研究をしておられるのを
放送してました。


伝統  創造   そして継承


難しいですね