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待ちに待った・・というべき雪組公演「ベルサイユのばらーフェルゼン編ー」を観劇してきました。
宝塚歌劇で上演されてから50周年の記念すべき作品です。
《観劇データ》
・ 2024年7月10日(水) 11:00公演 @宝塚大劇場
・ 第一幕 : 11:00-12:10、 第二幕 : 12:40-14:00
・ 座席 : 1階 S席 5列 下手エリア(たけのこ席)
・ 家庭内定価譲渡
《観劇記》
・ いくら人気があっても、再演の要望が強くてもそうやすやすとはやらないよ〜なんていう植ジィのメッセージがあるみたいな「ベルばら」。 原作至上主義者から云えばどうもヅカ版ベルばらって笑えるところは満載らしい、しかし私のようなベルばらに出会ったのが宝塚歌劇、いわゆるヅカ版至上主義者から見ればこれほどの大作、ワクワクする作品は他には「エリザ」くらいか、と思えるほどの上演が待ち焦がれている作品なんです。
やっとやってくれたかぁ、とホントに待ち焦がれてました。
・ 1回目を見た結論から言うと・・・、「ベルばら」は古くさいとか原作をズタズタにしているとか、あれこれ私の近くから耳に入ってくるけど、少なくとも古くささは完全に今回の雪組バージョンでは払拭していると思います。
私見だけどこれ、ホントにそういう「ベルばら」に纏わり付く悪評を綺麗さっぱり取り除く、これがどうも谷センセーの意図にはっきり出ているような気がする。
もちろん、懐かしい、既視感バッチリな部分はちゃんとあるけど、新しい部分もふんだんに入っている。
・ とにかくとにかく、彩風くんのフェルゼンがめちゃくちゃ格好いい、あーさのオスカルが驚くくらいの美しさ(私的には恐らく池田理代子がイメージしたオスカルってあーさやないかと思えるほど)、夢白さん演ずるアントワネットがあまりにも愛おしい、私がずっと昔、
学生時代にフランス革命の授業でインプットされた稀代の悪女というイメージはまったく感じない「愛あればこそ」の女性に映った。
いろんな新しい部分が入っているのは前述の通り、ただいつになったらあの7月13日の橋の上で銃弾に倒れるアンドレ、そして14日にバスティーユで銃弾に倒れるオスカルのシーンがあるんかいなとヒヤヒヤしながら待っていたらきっちり出てくる・・、また笑える「白馬に乗る主人公」シーンは無く(まあ、フェルゼン編では無いよなぁ)、しっかりしたストーリーに出来上がっていてこれは何度でも見たい、そしてベルばら初心者でも中級者でもさらには上級者でも皆が楽しめて涙して・・・、そういう作風になっていると感じました。
ただねぇ、フェルゼンとアントワネットの逢瀬のボートシーンが無かったのはちょっと残念かな
・ 本編が終わると・・・、(プチ・ショー)フィナーレ、いやぁ、これホントに度肝を抜かれた。
踊る踊りまくる彩風くん、ここまでやるかみたいな舞台上を独占する彩風くん、そして「ALL BY MYSELF」でサヨナラショー・パート1を終えて、このベルばら・フィナーレがサヨナラショーのパート2やんか、いやぁ、ホント凄い、凄い、凄すぎる。
フィナーレは涙無しには見れない、けどしっかり涙を拭って彩風くんのラストをしっかり目に焼き付けましょう。
フィナーレラストは客席降りがある。 もうねぇホントにコレ、何て表現していいのか、圧倒されますよ〜。
こんなに凄いモノを見せて貰ってホントにありがと〜。