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 GW真っ只中、梅田エリアはものすごい人、人、人・・・でした。

 

 今日は梅田芸術劇場メインホールで花組公演「ミュージカルロマン 二人だけの戦場」を見てきました。

梅芸半館貸切公演、ずいぶん前に抽選していたのを申し込んで当選したチケットです。

最近、「赤と黒」以外、抽選に臨んだチケットはほぼご縁をいただいております。 梅芸ネット会員は当たらないという都市伝説があるものの今のところ私はそのジンクスは通用していないような気がします。

 

 

 

 

 

 

 《観劇データ》

・ 2023年4月30日(日) 11:30公演 @梅田芸術劇場メインホール

・ 第一幕 : 11:30-12:45、 第二幕 : 13:15-14:30

・ 座席 : 3階 B席 サブセン

・ 購入先 : 梅芸ネット会員抽選分

 

 

 

 いやぁ、当選いただいたのはいいけどこんな席あるんか?(見事なお陀仏席)みたいなところでした。

しかし意外にも上からズバッと視界が広がって音響も梅芸にしてはなかなかいい、2階席の音響が籠もる感じがなくお値段共々いいやん、この席、みたいな印象でした。

 

 

《観劇記》

・ この作品、軍服フェチさんにはサイコーすぎる、とにかくユズカレーくんが取っ替え引っ替え、軍服ファッションショーみたい。

いっそのこと、ユズカレー軍服コレクション写真集でも出版したらバカ売れするのでは?って思った次第。

プログラムの黒ロングコート、いやぁ、これはすごい、ホントにこんな男がいたらもうこの世の他の男たちは引っ込んでろ、でしょうね。

(ラストのスーツ姿の年老いたユズカレー君も渋いねぇ)

 

・ マサヅカ先生が1994年に発表した作品のリバイバルですが、当時はユーゴスラビアで悲劇的な内戦が勃発している時代だったそうです。

時を経て、今も相変わらず、ロシアのウクライナ侵攻やらスーダンの内紛など世界の至る所で起きている悲劇の数々。

この背景もこの作品にはなんとなく奇妙な巡り合わせみたいな感じがします。

 見る前はササッとプログラムに目を通して、さあ、マサヅカワールドへドップリ浸るよーーーみたいな気分でしたが蓋を開けるとあまりに想像していたワールドではなく、見事なまでのラブストーリー、そして話のテンポが非常にいいし、ミュージカルらしさもいっぱい、歌も踊りもなかなか完成された内容でした。

 これまで見てきたマサヅカワールドって革命とかミステリアスな流れがキーワードで派手なドンパチシーンとかもあったけど、この作品はどこまでも心温まるラブストーリー、ひしひしと主人公(ユズカレー君+まどかちゃん)の温かい気持ちが伝わってきてジーンときます。

 

・ 後半(第二幕)はもうここまで泣かすな、みたいな展開になってきてうーーん、なんか久しぶりに泣けたなぁ。

裁判のシーンが所々散りばめられて、そこにストーリーが載っかかっていく展開もすごーーく分かりやすい。

セリフの長さは結構演者の方には大変だろうけど、言葉の一つ一つがすごく訴えかけられていい。

強いていつも「マサヅカワールド」といえば「ウン」とかいう短い言葉が入っていることくらい。

内容はとっても分かりやすくて誰にでも理解が容易にできる作品だと思います。

 久しーーーぶりに秀作お芝居をたっぷり見せて貰ったって感に浸ってしまいました。

 

 ラッキーにもこの作品、あと2回観れるのでもっともっと深いマサヅカ沼へ入っていってみよ。