最近はずっと乗り鉄の書込ばかりでしたが、今回は宝塚歌劇です。
3月11日に初日の幕が開いた宙組公演「カジノ・ロワイヤル 〜我が名はボンド〜」のMY初日です。
絶好の晴天に恵まれた日でした。2週間ぶりの大劇場、この前は寒い日だったのですが今日はもう桜も開花間近を思わせる温かい日でした。
花のみちが桜満開の時に再び来れるかなぁとふと思いました。
《観劇データ》
・ 2023年3月14日(火) 11:00公演 @宝塚大劇場
・ 第一幕 : 11:00-12:15、 第二幕 : 12:50-14:05
・ 座席 : 1階 S席 2●列 センターブロック
《観劇記》
・ 非常に見やすい席でした。 センターブロックってやっぱり何だかお得感バッチリのエリアですね。
開幕前は非常に華やかな電飾です。
さぁ、幕開けですがイアン・フレミングの原作をどのような味付けに、そしてヅカ風にアレンジされているのか? 非常に楽しみでした。
もともと007シリーズって学生の頃から最新作が出る度に必ずロードショー公開日に見に行って何度も同じ作品をリピートした私の映画の中で最も馴染みのある作品です。
ただこの作品がヅカ化されると知ったときにスクリーンの中で繰り広げられるジェームスボンドの世界とはまったく別物だ、と言い聞かせていました。 舞台でスクリーンの中と同じようなことは絶対に無理、と思っていました。
よって結論から言えば、スクリーンの007シリーズを思い浮かべていると《なんちゃって、007》になると思います。
しかしせめて・・、ジェームスボンドが最初に現れるところだけは音楽とあの演出があっても良かったかなぁって、ただ版権の問題とか難しいのでしょうし、敢えてスクリーンとは別物、と割り切った小池センセーの演出の賜だと。
・ 一旦、舞台のセンターの真風涼帆 as James Bondが颯爽と現れたらまさにそれはスクリーンのJames Bondそのもの、いやぁ、もう格好いいなんて通り越してしまって大好きな007が目の前に実物として現れた、と感激しまくってしまいました。
舞台の素晴らしいところはスクリーンの中の《虚像》が一気に《具現化》されてしまうところでしょうか?
以前、雪組公演の「るろうに剣心」で月城かなと演ずる四乃森蒼紫さまが現れた時と同じような感動に襲われました。
とにもかくにも真風さん演ずるジェームスボンドはそのものズバリ!
恐らく原作者・イアン・フレミングは真風さんを思い描いていたのでは?なんて思うほどでした。
・ 物語は誰でも楽しめる内容でアクションもあるけどラブ・コメディみたいな感じですか。
「アクションロマネスク」っていう謳い文句が付けられているけどラブコメディ、それも退団する真風さん・潤花ちゃんに捧げるラブコメディ。
潤花ちゃんがあまりにも可愛い、可愛いすぎる、そして天彩峰里ちゃん(じゅっちゃん)があまりにもセクシーで魅力たっぷり。
第一幕はちょっとシリアス風に進み、キーワードは「イルカ」、第二幕はコメディ風に進みキーワードは「キャベツ」、はははっ、今思い出しただけでも笑える。
私的に一番好きなシーンは①トップ娘役が椅子に座ったまま跳びはねるところ、②パラシュートのシーン、これが初見での印象深い部分です。
退団を決めたスッシー組長も良い味だしているし、ずんクンの情けない頼りない男っぷりもいい、そしてキキちゃんの悪役もなかなか、あまりに見所が多いのでリピートした時にもっとしっかり目に焼き付けようと思っています。
・ フィナーレは真っ白の衣装に身を包んだトップコンビの華麗で優雅なデュエット、そして真風さんのソロダンス、これはホントに瞬きする時間が惜しいくらいの感動シーンでした。
あと2回観れるチャンスがあるのでしっかりと真風ボンドの世界に浸ってきたいと思っています。