今の今から大変な『花組ロス』を感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
まだやっていたんや〜みたいな東京宝塚劇場花組公演「MESSIAH + BEAUTIFUL GARDEN」は今日が大千秋楽、大劇場では花組の後の月組公演もとっくに千秋楽を迎え、今では宙組公演のまっ最中。
1演目以上の公演の時間差があるのはいつもながら不思議な気分になります。
特に東宝遠征して生観劇するとそのような感覚は肌身で感じてしまいますね。
最近、阪急電鉄・歌劇事業部もライブ中継が大変美味しいことに気がついたのか
、従来はトップスターの退団公演の東宝千秋楽だけライブ中継なるものをやっていましたが、いつだったか? たぶん最強チケット伝説を造ったちぎさん率いる雪組公演からトップ退団公演で無くとも、東宝千秋楽のライブをやり始め、更には外箱シリーズ(確か、中日劇場・雪組公演)までライブ中継、そしてトップ(男役も娘役も)退団公演は宝塚大劇場の千秋楽までやり始めました。
なかなかチケットを入手が困難な千秋楽のライブ中継はファンにとっては非常に貴重なモノで本公演を見れなくても東宝千秋楽は見れる
という何というか安心感というかがあっていい傾向だと思います。
映画館のゆったりとした座席で味わう東京宝塚劇場の雰囲気はそれとなく空気感は読めるし、緊張感もヒシヒシと伝わってきます。 更には最近ではカメラワークがとっても良くなって痒いところに手が届くようなアングルがスクリーンに映し出されるのがいいですね。
画像自体はHD放送が始まりその画像になれると荒い感じは否めませんが・・・。
いずれNHKとかと協力して、4K、いや8K中継なんていうことをやってくれると観劇代4,600円はそれほど高いなぁと思えなくなるのは間違いないと思います。
恐らく生観劇が叶わないであろう花組・舞浜アンフィシアター公演もライブ中継(しかも千秋楽)が決まったのはチケゼロの《ひかり》には願っても無いことになりました。
さて今日はトップスター(娘役も含め)退団公演ではない大千秋楽のLVを観に行ってきました。
「花組東京宝塚劇場公演「MESSIAH + BEAUTIFUL GARDEN」千秋楽ライブ中継」
みりおん退団公演以来、久しぶり〜のライブ中継です。
《観劇データ》
・ 2018年10月14日(日) 15:30公演 @TOHOシネマズ・鳳(大阪府堺市)
・ 購入先 : チケットぴあ・先行抽選
TOHOシネマズ鳳なんて(って失礼ですかね)宝塚歌劇のLVが無ければ全く行くことも無い場所でしょう。
そもそも阪和線(大阪市内から和歌山まで走るJR線)鳳駅なんてわざわざ下車することもなく縁もゆかりも無い土地ですからねぇ。
大阪市内からしかしながら意外と交通の便は良くて①南海本線・羽衣駅経由、②南海高野線・三国ヶ丘駅経由の2パターンがメインで、大阪難波から30分くらいで鳳駅へ到着できます。
ただ大型ショッピングモールの中にTOHOシネマズがあるので駅からは早足で歩いても12-3分かかります。
基本的には車で行くことを前提としているんでしょうね。
私の家からだったらTOHOシネマズ・なんばや梅田が断然便利良いので家内からはなんで鳳まで行くん?といつも聞かれますが、ここは狭っ苦しいエレベータに乗らなくてエスカレータで上がっていけるのが一番の魅力なんです。
我が家の花担さんはLVではなく、ホンマもんの東京宝塚劇場での観劇で、カメラに向かってVサインってLINEを入れてみました。
《観劇記》
・ 「MESSIAH」: とにかくとにかく迫力がもの凄かった。スクリーンを通じてもそれがビンビンと伝わってきて私が大劇場で観た「MESSIAH」とは全く違ったお芝居になっているような気がしました。 進化っていうのか、いや別モノ仕立てっていうのか、大劇場公演の詳細な記憶がないのでどこがどう?とは云えませんがとにかく迫力が違っていました。
そしてこの物語、こんなに良かった?みたいな認識。
大劇場で観たときは結構突っ込み処があるよなぁみたいな感覚でしたが、今日の千秋楽はそんな違和感とかズレ感が無くって良く出来たストーリーや、と感心してしまいました。
もともとどうしようも無い、救いどころの無いストーリーですが、みりお氏が中心になって
メサイア
と歌い上げるところから止めども無く涙が出てきて・・、恥ずかしながらですがこの辺りからの救いどころのない流れは涙無くしては見れない、そんな感じでしょう。
・ 「BEAUTIFUL GARDEN」 : もう何も云うまい、花組の魅力がギュギュッと凝縮されていてこの構成、流れ、そして演者・・・何もかもが完璧というか非の打ち所が無いと言っていいでしょう。
これでもか、これでもか
と次から次へと出てくる花組のタレント軍団に圧倒され、スクリーンを見ているのに東宝の座席に座って見ているような臨場感を十二分に味わうことができました。
もう誰がどうの・・・なんてことなくみりお氏+ゆきちゃんを中心にした花男たち&花娘たちの偉大な魅力が花組ショーの真髄で魅力、そして花組オンリーな孤高感に満ちています。
・ たその型破りな退団の挨拶に爆笑して、そしてみりお氏のフェアリー感満点の挨拶・・・、ああ、終わってしまうのねというロス感覚に襲われてしまうと同時に以降の花組の公演は見逃すべからず
と決め込みました。
私のようなのが「花担」なんて云うのは100年早いとお叱りを受けるので、せめて今日からは「花重=花重点派」と勝手に宣言させていただきます。
ホンマもんの「花担」さんの方々には大変申し訳ございませんが、「花重」の《ひかりRail☆。》、来年2月の「CASANOVA」から本気でチケット獲得に向けて仁義なき戦いを行いますのでよろしくお願いします。




