演劇 チケット ハート 音符 キラキラ グラサンハート ルンルン キラキラ ピンクハート ラブラブ
 
 元旦に近所の神社へ初詣に行きましたが、おみくじは引かなかったので恒例のAmebaおみくじを。
 
 
あなたの運勢は・・・
 
 まあ今年もこんな感じで行きましょうかねぇ、とは云え昨年は目眩に骨折と2回も入院生活を送る羽目になったので今年は健康第一で・・・。
 
 
 さて一度このミュージカルは観てみたいと思っていましたがようやくそのチャンスに巡り会うことができました。
 ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き=Fiddler on the roof=」を観てきました。
 
     
 
     
 
《観劇データ》
・ 2018年1月3日(水) 15:00公演 (大阪公演初日) @梅田芸術劇場メインホール
・ 第一幕 : 15:00-16:45、  第二幕 : 17:10-18:25
・ 座席 : S席 1階 11列 センターブロック
 
     
 
 初日観劇でこのような上用饅頭(紅白)と公演ステッカーが全員に配られました。
以前、花組 x 北翔海莉「風の次郎吉ー大江戸夜飛翔ー」の初日観劇の際にも貰った紅白饅頭。
上品なお味で美味しかった!
 
  
 
 ひょっとしたら2018年の公演で一番楽しみしているのはこれかも・・・、まぁさまが見事にレディに変身して部隊に戻ってくる「My Fair Lady」、たったの3日間だけど梅芸で公演が決定しました。
何としてもこれは観なくてはなりません。
 
《観劇記》
・ 森繁久彌さんが主人公のテヴィエを演じて50周年となるミュージカルの名作「屋根の上のヴァイオリン弾き」、今では主人公は市村正親さんが演じてすでに11年目に突入だそうです。
この作品、実際の舞台では今回が初めて観ることになりましたが、映画版は何度か観ていてハリウッド超大作全盛期の1970年代に映画化されて大型スクリーン(70mm)で3時間もの上映時間を数えて公開されました。
 最近では、2時間超の映画が非常に少なくなって短編みたいなササッと終わってしまうのばっかりですが、古き良き時代の映画は「風と共に去りぬ」「ベンハー」「アラビアのロレンス」「ドクトルジバゴ」「サウンドオブミュージック」・・・、枚挙に暇がない程の3時間レベルの作品が多くてホントに見応えがありました。
 「屋根の上・・・」も超大作長編ミュージカルでトポル主演で見事な楽曲とストーリーで観ているモノを飽きさせない贅沢感満載の作品でした。
 
・ 劇場版を観るのが初めてですが驚きは何と云っても上演時間、休憩時間を除いて丸々3時間の長編ですから端折った感じは全く無く、観ていて全く飽きないのは映画版と同じでした。
足元がしっかりと安定していない屋根の上でヴァイオリンを弾く・・、当時のロシアに住まうユダヤ人の苦悩、不安定な生活を、でも明るく楽しく前を向いて歩いていく姿を3時間、笑いあり、涙ありの見応えある出来映えでした。
 
・ 主演・市村さんのアドリブが炸裂したセリフが何とも微笑ましい、そして妻・ゴールデを演じる鳳蘭さんの迫力満点の演技と歌唱、長女・ツァイテルのみりおん(実咲凛音)は相変わらずの超絶歌唱と美貌にウットリ、次女ホーデルの神田沙也加さんの熱演・・・、これだけの実力者揃いだとそりゃ素晴らしい作品が出来上がって当然でしょう。
 
・ この作品の時代背景はこういうモノだったのか、帝政ロシア期ってこんな感じか、迫害を受けるユダヤ人・・何だか21世紀の今になっても同じような問題がこの世の中に蔓延っているような。 結局今から100年以上も前の時代から現代まで何ら変わらない同じ事を繰り返してしまっているような気がしてラストは弱いモノが強いモノに追われて新たな地へ逃げ込まないとならない理不尽さはやりきれないテーマですが、そういうやり切れなさをテヴィエ一家の前向きに生き抜いていこうとする姿には感動そのものしか無いですね。
 
・ 50年もの間に渡って愛され続けている「屋根の上のヴァイオリン弾き」、不変の悲しいテーマがこの世の中からいつの日か無くなるのはあと何年かかるのか?、今日改めてこの作品を観てしみじみと思えてきました。