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 The summer grass-It is all that's left of ancient warriors dreams「夏草や、兵どもが夢の跡」、まさしく今日はそんな感じかなぁ・・。
ちょっと複雑な気持ちをこちらで語ってみたくなりました。
ただし、これは全くの私的感情ですので気分を害した方はスルーして下さいませ。

1 トップスターさんの退団日の翌日のスポーツ新聞は買ってしまいますね!

 柚希礼音さんの退団、何から何まで空前のスケール(だったと思います)、全国の映画館45カ所+さいたまスーパーアリーナ、台湾でもライブ中継されて、3万人ものファンが涙した千秋楽、東京宝塚劇場には12,000人ものファンが集結したととにかく何から何までもの凄い数字が並んでしまっています。
 当然、スポーツ新聞の芸能欄は独占紙面になっているものだと思っていました、が・・・

 報知 ← スポーツ報知

 日刊スポ ← 日刊スポーツ

 デイリー ← デイリースポーツ

 スポニチ ← スポーツニッポン

 何だかあまりにも小さい記事で拍子抜け!、「スポーツ報知」が紙面半分くらいを割いていました。 多分東京版と大阪版では大きさ、取り上げられ方が違うかも知れませんが、本拠宝塚の関西でこの扱いはないやろ~、みたいな感じですね。

2 非情な《宝塚》の世界
 多くのブロガーさんがいろいろと「新生」星組関連の画像をUpされておられますので敢えてここには貼り付けることを控えます。

 しかしあれだけ何十年に一人輩出されるかどうか、「レジェンド」、そして空前の数字を叩き出した絶大なるスーパースター、これまでものすごい業績を宝塚101年の歴史に刻み込んできた柚希礼音さん、しかし退団の日から一夜明けるともう「宝塚歌劇」関連の場所にはどこにもありません。
 これって松尾芭蕉「夏草や兵どもが夢の跡」、跡形もなく経歴が何ら残っていないのは本当に寂しい。 もちろん現役生がメインキャストですから退団者はもう宝塚歌劇の関連エリアには必要ないのでしょう、そういう感じなのかな?と捉えてしまいました。

 サラリーマンの世界、経歴がいかに素晴らしく、大きな仕事を引っ張り込んできたパイオニアでも退職すればそんな経歴や歴史などどこにも跡形もなく残りません。
そしてそういう輝かしい経歴ほど残された現役社員にとって厄介なモノもありません。
(蘭寿とむさんの退団公演「ラストタイクーン」のみりお氏の最後のセリフです)

 宝塚の世界はすごーーくサラリーマンの世界と一致するところが多いんですよね(ってそんな気がしますよ)。
 組=課と考えるとそこのトップが変わると当然課の雰囲気はガラリと変わります。
いつまでも前の課長が良かった!と云ってもそれは次の課長の方針に当然ながら従うべきです。
それが出来なければチームでは生きていけません。
 誰もが次の課長はあの人!と思っていたら外部から落下傘のような人がやってくる、一体どんな人??なにも分からない・・でもそんな戸惑いはほんの少しの期間で解消せねばなりません。
 そして課のトップになると絶対的に必要なのが番頭さんと呼ばれる片腕なんです。
(宝塚では2番手、3番手くらいかな?) この番頭さんを優秀なのを据えて運営していくことが肝要・・、何だかなるほど!サラリーマンの世界そのものやないか?とシンクロさせてしまいます。

3 ともあれ今日(2015年5月11日)からは新生星組がスタートです
 見事なまでに宝塚歌劇のHPは既に柚希礼音さんの「ゆ」の字も無く・・・そして我らがみっちゃん(北翔海莉)が一躍、表舞台に登場しました。
 でも《ひかり》は取り敢えず5月14日の「大海賊」集合日までお祝いの言葉は控えようと思っています。(まだやっぱり柚希礼音さんの残像が消せないでいるんです、済みません)

 しかし・・うれしいことに今日発表があった某カード会社系の先行抽選で大劇場・お披露目公演「Guys and Dolls」の初日明けすぐの公演(S席)が当選していました。合格クラッカー

 「新生」星組誕生のこの日にこれはめでたいめでたい!ですね~。

4 阪急電車内の吊り広告も既に夏バージョンになっていました

 
 ↑ 台湾公演前の梅田芸術劇場公演・花組「ベルサイユのばら+宝塚幻想曲」の広告です。
麗しのみりおフェルゼン、こんなビジュアルって反則やろーーっ!