






せっかく京都へ行くんやから、お昼ご飯は出来れば《ユネスコ無形文化遺産》に登録された和食を食べに行こ、そんな感じで家内がお店を探してくれて行ってきました。
ミシュラン2014大阪・京都・神戸版で一つ星を獲得したここ
「たん熊北店 京都本店=京都市中京区西木屋町通四条上ル紙屋町=」さんでお昼の会席です。


↑ 3連休でかなりの人出の河原町通りの喧噪を逃れた落ち着いたところに佇む「たん熊北店・京都本店」さんです。
=お昼の会席・メインのお料理を3品選択。8,640円にサービス料が15%付きますのでおおよそ9,500円、を予め電話で伝えておきました=



↑ 前菜盛り合わせ。 たくさんの秋の味覚がこの一皿に盛られていて、そしてどれもこれも和食の真髄を感じることが出来ました。


↑ お刺身の盛り合わせ。 鯛、烏賊、まぐろの3種類。鯛はコリコリの歯ごたえ、烏賊は甘い、マグロはしっとりとボリューム感があって生わさびでいただきます。

↑ 吸物(碗)は海老と菊のしんじょう。季節の花・菊がしんじょうに練り込まれています。
お出汁の上品な《うまみ》がほっこりとしますねーー。


↑ 焼き物はお魚2種類、鯛の塩焼きと鰆の味噌漬け。 焼き具合が完璧で皮部分はパリッと、そしてお魚の身はほっくりと柔らかくてこれぞプロの技、そんな感じでした。


↑ 野菜の炊き合わせ。 何と言ってもこれが京料理の真髄かな? 薄味ですが野菜のうまみ、出汁のうまみが全てに染み込んでいて「日本人に生まれて良かったぁーーー!」と感じる一瞬ですね。 蓮根餅、これがものすごく手の込んだ仕込みが必要で料理人さんの気持ちがこの一品にしっかりと込められてしました。



↑ 蒸し物。 これも蓮根を使ったしんじょう。これを絶妙という言葉しか使えない葛餡がたっぷり。熱々をふぅふぅ云いながらいただきます。 薄味+うまみの素晴らしいハーモニーを味わえました。


↑ 季節のご飯はキノコたっぷりの炊き込みご飯。これも絶妙の薄味できのこの旨味がしっかりとご飯に染み込んでいます。


↑ デザート(水物)は、抹茶と豆乳の2段重ねのゼリー。 抹茶のほろ苦さ、豆乳の濃厚さ、そして黒豆と小豆の甘さが絶妙のコンビネーションです。
今回はカウンター席(7席)でいただきましたがここがライブでお料理のしつらえを眺めることができて楽しい席です。 またTV出演もよくされるご主人のお話が楽しくて優雅なランチタイムを過ごすことができました。
しかしこのお料理全部を通して、薄味+旨味のオンパレード。 日頃食べているモノが如何に濃い味付けのものが多いと改めて感じました。
そして・・・何よりも病気をしないことが、こんなに美味しいお料理をいただくための基本中の基本であることを実感した《ひかりご夫妻》でした。
次回は『冬のお料理』をいただきに来たいです。