





最近、すっかりと常連化してしまった「ゴダーユ(Godaille)=大阪市西区江戸堀1-21-5=」さんですが、10月になって仕事が忙しくなってしまい最近、ほとんど行く機会を逃していました。
毎週火曜と金曜の2回しか「ゴダーユ」さんのランチ営業はなく、これがスケジュールを合わせるのが難しい一つの要因でしょうね。
そういう私(?)の願いをくみ取っていただいたのかどうか?は分かりませんが、↓こんな嬉しい企画を始められたそうです。

火曜・金曜の通常ランチ営業日以外、すなわち月・水・木の週3回は4名以上10名くらいまでの限定1組のスペシャルランチタイム、貸切という何とも贅沢な企画が始まりました。
前菜+メイン+フレンチトースト(これが夜しか出てこないメニュー)で1,300円だそうですのでこれは行かないわけにはならないなぁ・・・とグルメのgomoraさんと意気投合しました。
いずれ近いうちにこの「貸切ランチ」タイムを楽しみたいと思っています。
さて、この日はまたまた素晴らしいビストロメニューが用意されていました。


↑ パイナップルの冷製スープからスタートです。 冷たくて濃厚でパインの爽やかな甘さと酸っぱさが絶妙のバランスで味わえました。
=メインはこの素晴らしい手の込んだポークロースハム=




分厚くカットされたポークロースハムはジンジャーのブイヨンで煮込み、漬け込んだもの。
とても柔らかくてボリューミーでこんなに見事な凝ったお料理はなかなか出会えませんね。
これをジンジャーとキャロットが混ぜ込まれた特製マヨネーズでいただきます。
付け合わせの大きな焼きナスはサッとバージンオリーブオイルでお化粧されていてもう文句は言えません、ホントに松山シェフの料理へのこだわりは数多くのフレンチ(ビストロ)のシェフの中でもトップクラスだと思います。
これがたったの800円でいただけるのですからもうコスパ云々とかそういうレベルは軽く超えてしまってますねーーー。
1984年に業務研修生として赴任したパリ。 オフィスはシャンゼリゼ近くの超1等地にあって通勤時には凱旋門を見ながら・・という夢のようなところでした。
オフィスからちょっと奥に入ったところにあったビストロはほぼ毎日ここでランチするくらい我が社のパリ駐在員の常連店でした。 毎日、とにかくメニューがバラエティに富んでいて、でもお皿そのものはフレンチの華やかさは全く無く、色彩もモノトーン系、地味な感じのお皿がほとんどでしたが、とにかく味が抜群、まったくこのビストロでは不味くて食えないなんていうのは一回も無かった記憶があって、しかも当時で30フラン(日本円換算で900円くらい)。
ここのシェフがもの凄く手の込んだ調理法で彼の持つ技術を大いに駆使してつくる料理(お皿)だったのでお客には不満の声をあげさせない!と自負していました。(赴任して3ヶ月くらいしてようやく生きたフランス語に慣れてきた頃に聞きました)
いつも「ゴダーユ」さんへ行くとそのビストロのシェフのことを思い出してしまいます。