演劇 合格 クラッカー キスマーク ラブラブ!

 最近、我が家は紙の新聞をとり止めてすべてデジタル版に変更しました。
朝の通勤時には朝刊、そして帰宅時には夕刊を欠かさずiPhoneかiPadで読むことにしています。
この公演のことは見に行かないと!と思っていたモノのすっかりと失念していて新聞記事を見てハッと気づいてギリギリセーフでチケットを確保することが出来ました。

 ミュージカル「Sister Act(シスターアクト)-天使にラブソングを-」を観てきました。
月曜日の夜公演とはいえこのミュージカルはブロードウエイでも上演された名作、そして映画化もされてスタンダードな演目で劇場は満席の盛況でした。
   
 会場は「シアターBRAVA」という馴染みの少ない劇場。確かここって以前は大阪四季劇場だったのでは??
大阪城近くの大阪ビジネスパーク(OBP)にあってここなら18時半開演のいわゆるソワレ(Soiree)と云われる開演時間にも余裕をもって行けます。

   
 今日の公演は主役・デロリスを演じるのは元宝塚トップスターの瀬奈じゅんさん。
瀬奈じゅんさんと云えば現役時代は何と言っても「エリザベート」でトート役が印象が強いです。

   
   
   
《観劇データ》
・ 2014年7月28日(月) 18:30公演 @シアターBRAVA(大阪市中央区城見)
・ 第一幕 : 18:30-19:45、 第二幕 : 20:10-21:25
・ 座席 : S席 1階 U列30番台
・ 購入先 : おけぴ

《観劇記・感想》
 3年前にNYに遊びに行ったときにブロードウエイでこの「Sister Act」を観劇しました。
当然英語なので細かなセリフ、ジョーク、ギャグなどは分からない部分が多く、他の観客が笑うところで私たちは「???」な感じでした。 ただストーリー展開とかは非常にシンプルな構成ですから観ていて全く苦痛ではなく、楽しくて明るくてウキウキするような音楽の洪水の舞台は堪能しました。 その時に観た「Mamma Mia」よりも私的にはこの「Sister Act」の方が面白いと思いました。 ラストは観客と一体になってのテーマソングの大合唱もあって・・・。

 その雰囲気が日本で上演されたらどうなるんかいな?という部分が興味津々でした。
いや~、でもそのような悪い意味での危惧が幕が開いたとたんにどっかに吹っ飛んでしまいました。
あの「トート閣下」がド派手な超ミニスタイルで踊り歌いまくる、もう最初から瀬奈じゅんさんは全開モード。 観ていて(聞いていて)ズッシリとした安心感のあるお歌にセリフはさすが!です。
修道院長役の鳳蘭さんはさすがの貫禄、瀬奈じゅんさんとのツーショット場面は聴かせますよーー。
脇役がしっかりと守っていて皆さんのお歌はめちゃくちゃ上手、これだけの役者が集まるとこれだけの迫力有る舞台、楽しくて安心して観てられる(聴いてられる)舞台を作り上げることが出来るのだ!という証明みたいなもんです。

 宮澤元総理の孫娘さん・宮澤エマさんのパワー溢れる歌声は絶対に聞き逃せないです。
ホントにお上手でソロシーンはジーンと訴えるような感じの歌い方は大拍手モンです。
村井国夫さん演ずるオハラ神父のラストでのノリノリも見もの!!。
あまりにも見所、主役から脇役までしっかりと固めたキャストの個性溢れる演技の多さなどなど・・・もう語り尽くせないほどの魅力満載の舞台でした。

 そしてラスト・フィナーレはブロードウエイと同じく観客席と一体になった雰囲気もバッチリ!
ホントに見逃さなくて良かったと思える舞台でした。