演劇 恋の矢 ラブラブ 音譜 合格 ラブラブ!

 何だか出遅れ感がありましたが、ようやく観劇できました。
まずは初回感想から・・・予想を遙かに上回って「よかったぁ、楽しかったぁ」です。
雪組公演「一夢庵風流記 前田慶次」+グランドレビュー「My Dream TAKARAZUKA」のMy 初日観劇記です。

   
 ↑ アメブロガーアメーバさんの記事で紹介されていた、阪急宝塚店にあるフルーツ・ジェイ(Fruit-J)さんのフレッシュトロピカーナジュース(540円)を買い込んでいざ!、大劇場へ向かいました。
 今朝はワールドカップ観戦(スペインvsオランダ)のため早朝に起床したのでこのフレッシュジュースで眠気をやっつけて・・・。

   

   
《観劇データ》
・ 2014年6月14日(土) 11:00公演 @宝塚大劇場
・ 第一幕(一夢庵風流記・前田慶次) 11:00-12:35
  第二幕(My Dream TAKARAZUKA) 13:05-14:00
・ 座席 : B席 2階 14列一桁番台

 今公演は合計で5回観劇予定で、とりあえずMy初日は大好きな2階席からのスタートです。
今日の公演は急遽行くことにしたので、B席でも端っこ(下手側)しか残っていなかったのですが、まずまずのポジション。 何度も言っているように大劇場の2階席は見やすい造り。
 舞台との距離は遠いけどこれはオペラ使用すればOK!、舞台全体を俯瞰できるのがなかなか良いものですね。 特にお芝居は立ち回りなど舞台いっぱいを使った動きが2階席からはよーーく見えます。

《一夢庵風流記・前田慶次》
 雪組の和物、和物は雪組の方程式・定理を完璧に自分たちのものにした壮一帆というトップスターはやっぱりただ者ではありませんでした。 前回の「心中・恋の大和路」では壮さんはあまりにも情けない男の役柄だったので《ひかり》がイメージするキリッとした殺陣を振る舞う壮さんとは相対的でしたのであまりあれは好きになれず・・・でした。
しかし今回の前田慶次(原作では前田慶次郎)は壮さんは作者・隆慶一郎氏が思い描いた慶次そのものではなかったか?と思いました。 少なくとも《ひかり》はイメージ通りの傾奇者前田慶次そのものが小説から抜け出してきて、宝塚大劇場の舞台で暴れ回っているっていう感覚に陥ってしまいました。
 そして大好きな恋の矢あゆっち(愛加あゆ)も和装がホントに良く似合うなぁ・・・とオペラで追っかける始末。 日本髪がピッタリおさまって現時点では和物が一番良く似合う娘役とちがいますか?
そしてそして・・・、男役→娘役萌えの《ひかり》があゆっち退団後はこの人!と決めている、せしちゃん(大湖せしる)は可憐で良すぎたですね。 まっつとのラブシーンドキドキがあるって聞いていたけど、「見ている方が恥ずかしくなるような」(例:「ナポレオン」とか「愛と革命の詩」のような)だったらどうしようか?、目を背けようかと思っていたけど、何だかすごーーく妖艶な雰囲気でエロすぎて涙が出てきました。
 見事にスマートに役柄をこなしていたのは、ともみん(夢乃聖夏)はアンドレから再びコミカルさんに変身してどちらも好きですね。

 緞帳が開いたままで開演するこのお芝居、スクリーンに映し出されて始まる導入部分は無性に格好エエ!!って叫びたくなってしまいました。
そして主役の一人(?)である松風号、もっとおもちゃっぽいかなと思っていたけど、どうしてどうしてこれはでかいしホンマもんやわーー、100周年記念で男性が大劇場の舞台に出演されるなんて粋な計らいですね。

 かなりの長編大作をどのように1時間30分にまとめるのかな?と思っていましたが、原作の筋はきっちりと守りつつも、「和物の壮一帆」の魅力たっぷりにきっちりとまとめ上げられた作品は予想以上の出来映えだったと思います。

《グランドレビュー・My Dream TAKARAZUKA》
 一言で云うなら、蘭とむさんの「オラオラっ!!・熱く燃えさかるHeat」に対して壮さんは「クール&モダン」。
現代的かつアーバンな雰囲気のショーは「Shall we ダンス?」からの継承のような感じ。
でも最初から最後まで楽しい!としか表現できません。
 そしてまっつ(未涼亜希)、お芝居では私的には不完全燃焼のような感じでしたが、ショーではやっぱりこの人が登場すると何だか引き締まるというか、姿勢を正してしまいます。
(柚希礼音が登場する時の雰囲気と同じような感じ??)
お歌ウマウマ~、ダンスのキレは抜群・・・言うことなし。 欲を云えばもっともっと出番を多くしてもらいたかったな・・・。
でも壮さん・ちぎさん・あゆっち・まっつの並びは今回が最後だからしっかりと目に焼き付けておかねばなりません。

 密かに「どんなん?」と期待していた、阿木燿子&宇崎竜童コンビのサヨナラソング。
確かに古いイメージはあるけど(でもチャゲ&飛鳥に頼んでなくって良かったねぇ・・・=笑=)私の世代にとっては懐かしいなぁ、そしてパッと頭の中に入り込んでくるメロディラインやな、って思いました。 
 そして最後の「デュエダン」、これは泣かせます、泣きます・・たまりません。
壮さんの表情、あゆっちの表情、トップ男役と娘役の同時退団ってこんな感じ、自然すぎる感じがたまらなく良いです。 あと4回この光景を見れるのでこれもしっかりと記憶に焼き付けておかねばなりません。

 次回は再来週末、以降、前楽まで4回連続観劇できるので今回見落としたところ(あまりにも見所が多く、1回観劇では見たかったところもスルーせざるを得ない状態です)をちゃんと押さえて、和物の「壮一帆&愛加あゆ」の華々しい退団公演を見届けたいと思います。